オーグメント・セブンス&メジャーセブンス【4和音 No.8】

こんにちは☀️  枡田咲子です🌼

オーグメント・セブンスとオーグメント・メジャーセブンス・コードについてご紹介します。

セブンス・コードはトライアドにもう1音を積み重ねて作ることかできます。

名前のとおり、オーグメント・トライアドに第7音を積み重ねるとできます。

オーグメント・セブンスやオーグメント・メジャーセブンス・コードはシャープ・ファイブ(#5)として考えても簡単に作ることができます。

4和音の場合、”オーグメント・セブンス”や”オーグメント・メジャーセブンス”と読んだり書いたりするより、シャープ・ファイブ(#5)の方が読みやすく書きやすいです。

それぞれコードネームの書き方のところで説明しますのでご覧ください。

オーグメント・トライアドの確認はこちの記事を参考にしてみてください。

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オーグメント・セブンス・コード

オーグメント・セブンス・コード(英:augmented seventh chord)

または、(ドミナント)・セブンス・シャープ・ファイブ(英:seventh sharp five)といいます。

呼び方は違いますが、全く同じコードです。

コードの構造

作り方1:オーグメント・セブンス

オーグメント・トライアドのルートから短7度(m7)上の音を積みます。

aug7thコード.001

そのほかの例も見てみましょう。

aug7thコード.002

作り方 2:セブンス・#5

ドミナント・セブンス・コードの第5音を半音上げます。

シャープ・ファイブ(#5)の”シャープ” は"半音上げる" という記号で使われています。

aug7thコード.003

そのほかの例も見てみましょう。

aug7thコード.004

A♭7の第5音はE♭です。E♭を半音上はE になります。(注意;E#にしないように!!)

コードネームの書き方

2通りの書き方があります。

  1. まずオーグメント・トライアドのコードネームを表記し、その右横に短7度(m7)を意味するを表記します。
  2. ドミナント・セブンス・コードのコードネームを表記し、その右横にオーグメント(増5度)であることを意味する(#5)を表記します。

aug7thコード.005

2の(#5)を使った書き方がオススメです。4和音のとき、ドミナント・セブンス・コードから変化してできたと考え方がシンプルです。

オーグメント・セブンス・コード一覧

オーグメント・セブンス・コードにダブルフラットは使いません。

第5音が増5度(aug5)になるため、ダブルシャープを使うコードがあります。楽譜では読みやすくするため異名同音を使ってダブルシャープを使わない場合があります。

aug7一覧

オーグメント・メジャーセブンス・コード

オーグメント・メジャーセブンス・コード(英:augmented major seventh chord)、またはメジャー・セブンス・シャープ・ファイブ(英:major seventh sharp five)といいます。呼び方は異なりますが、全く同じコードです。

コードの構造

作り方1:オーグメント・メジャーセブンス

オーグメント・トライアドのルートから長7度(M7)上の音を積みます。

augM7thコード.006

そのほかの例も見てみましょう。

augM7thコード.007

 

作り方 2:メジャーセブンス・#5

メジャー・セブンス・コードの第5音を半音上げます。

シャープ・ファイブ(#5)の”シャープ” は"半音上げる" という記号で使われています。

augM7thコード.008

そのほかの例も見てみましょう。

augM7thコード.009

A♭maj7の第5音はE♭です。E♭を半音上はE になります。(注意;E#にしないように!!)

コードネームの書き方

2通りの書き方があります。

  1. まずオーグメント・トライアドのコードネームを表記し、その右横に長7度(M7)を意味するjmaj7(またはM7、MA7など)を表記します。aug と  maj7 とを読みやすくするため、maj7は( )に入れたりします。
  2. メジャー・セブンス・コードのコードネームを表記し、その右横にオーギュメント(増5度)であることを意味する(#5)を表記します。

augM7thコード.010

こちらも、(#5)を使った書き方がオススメです!

オーグメント・メジャーセブンス・コード一覧

オーグメント・メジャー・セブンス・コードにダブルフラットは使いません。

aug-maj7一覧

第5音が増5度(aug5)になるため、ダブルシャープを使うコードがあります。

楽譜では読みやすくするため異名同音を使ってダブルシャープを使わない場合があります。

まとめ

オーグメント・セブンス・コードとオーグメント・メジャー・セブンス・コードを比較してみると以下のようになります。

共通しているのは、オーグメント・トライアドを土台に、第7音がセブンス(短7度/m7 )かメジャーセブンス(長7度/M7)かということです。

楽譜に書くときは、3度ずつ積み重なったお団子です🍡

少しパンチのきいた特徴ある響きのため、どちらも率先して使われているコードではありません。

ふとした時に登場してくるので、どんなところで使われているか見つけてみてくださいね。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございました✨

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