こんにちは☀️枡田咲子です🌷
マイナースケール3種類のうち、残るはハーモニックマイナースケールとメロディックマイナースケールです。
用語の説明は、
- ハーモニック(英語:harmonic)が”和声”
- メロディック(英語:melodic)が”旋律”
- マイナー (英語: minor )が”短”
- スケール(英語:scale )が音階
となるので、ハーモニックマイナースケールは、日本語で和声短音階、
メロディックマイナースケールは、日本語で旋律短音階となります。
ナチュラルマイナーに引き続き、ここではポピュラー/ジャズ音楽理論として英語の音楽用語を使います。
ハーモニック、メロディックマイナースケールはナチュラルマイナーの変形スケールです。
一覧はもちろん、簡単に覚える方法もあるので、ご紹介しますね☺️
もくじ
- 1 ハーモニックマイナースケールの作り方
- 2 メロディックマイナースケールの作り方
- 3 ハーモニック&メロディックマイナースケール 一覧(全12key)
- 3.1 1. C ハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.2 2. C#ハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.3 3. Dハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.4 4. E♭/ D#ハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.5 5. Eハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.6 6. Fハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.7 7. F#ハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.8 8. Gハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.9 9. G#/A♭ハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.10 10. Aハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.11 11. B♭/A#ハーモニック&メロディックマイナースケール
- 3.12 12. Bハーモニック&メロディックマイナースケール
- 4 まとめ
ハーモニックマイナースケールの作り方
ハーモニックマイナースケールの音の並びは、
基本の音(トニック)から 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 半音 → 全音+半音 → 半音 と上がります。
少しトリッキーなスケールで、聴こえ方もちょっと変わっています。
それでは鍵盤を使ってみていきましょう!
ハーモニックマイナーは、スケール内にシャープ(#)とフラット(♭)が混在する場合があります。しかしスケール音は必ずドレミファソラシの7音で書き表します。
メロディックマイナースケールの作り方
メロディックマイナースケールの音の並びは、
基本の音(トニック)から 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 → 全音→ 半音 と上がります。
鍵盤を使ってみていきましょう!
ハーモニックやメロディックマイナースケールを作る時に、『6や7番目の音を半音上げて』と説明していますが、半音上げる=#を付けると勘違いしないでください!!
- もとの音にフラット(♭)やシャープ(#)何も付いていなければ、シャープ(#)を付けて半音上げます。
- もとの音にフラット(♭)がついている場合、フラット(♭)を外して半音上げます。(状況に応じてナチュラル記号を使います)
- もとの音にシャープ(#)がついている場合、ダブルシャープ(×)を使います。
ハーモニック&メロディックマイナースケール 一覧(全12key)
ナチュラルマイナースケールを使った作り方を覚えれば、この一覧は不要かもしれません。
でもこれを見たら全てわかる!ハーモニック&メロディックマイナースケール全12keyをご紹介します😆
C(ド)から半音の順番に書いていきます。
*戻りのトニック音は書いていません。(CからCでなく、CからBまでの記載)
*音名は載せていません。
1. C ハーモニック&メロディックマイナースケール
2. C#ハーモニック&メロディックマイナースケール
3. Dハーモニック&メロディックマイナースケール
Dハーモニックマイナーは、スケール内にフラット(♭)シャープ(#)が混在します。ドレミファソラシの7音を使い書き表すので、これが正しい書き方になります。
4. E♭/ D#ハーモニック&メロディックマイナースケール
E♭/D#ハーモニック&メロディックマイナースケールは、全く同じ音で構成されいます。
ナチュラルマイナースケールの時と同様、E♭ハーモニック&メロディックマイナースケールをよく使います。
D#ハーモニック&メロディックマイナースケールも紹介しておきますが、ほとんど使いません。
5. Eハーモニック&メロディックマイナースケール
6. Fハーモニック&メロディックマイナースケール
7. F#ハーモニック&メロディックマイナースケール
8. Gハーモニック&メロディックマイナースケール
これもDハーモニックマイナーと同様、スケール内にフラット(♭)シャープ(#)が混在します。ドレミファソラシの7音を使い書き表すので、これが正しい書き方です。
9. G#/A♭ハーモニック&メロディックマイナースケール
G#/A♭ハーモニック&メロディックマイナースケールも楽譜の見た目は違いますが、音にすると全く同じです。
変化記号(#や♭)が多いですが、実際に曲で使う場合は、G#ハーモニック&メロディックマイナースケールをよく使います。
*平行調(調号が同じメジャーとマイナー)が関係してるためです。(近親調を参考にしてください)
A♭ハーモニック&メロディックマイナースケールも紹介しておきます。
10. Aハーモニック&メロディックマイナースケール
11. B♭/A#ハーモニック&メロディックマイナースケール
B♭/A#ハーモニック&メロディックマイナースケールは、変化記号(#や♭)がの少ないB♭ナチュラルマイナースケールを使います。
A#ハーモニック&メロディックマイナースケールもご紹介しておきます。
12. Bハーモニック&メロディックマイナースケール
まとめ
スケールは全音と半音の並びで覚えることが基礎なんですが、スケールはたくさんあります。
覚えやすい覚え方を見つけることをおすすめします☝️
- 基本の音(トニック)から 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 半音 → 全音+半音 → 半音
- ナチュラルマイナースケールの7番目の音を半音上げる(↑)
- 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 →全音→ 半音
- ナチュラルマイナースケールの6と7番目の音を半音上げる(↑)
- メジャースケールの3番目の音を半音下げる(↓)
ハーモニックマイナースケールやメロディックマイナースケールはマイナー(短調)の曲を作る時に使われます。
ナチュラルマイナースケールと3種類を混ぜて使いうことが多く、上行系のメロディはメロディックマイナースケール、下行系ではナチュラルマイナースケールを使うと綺麗な響きになります。
ハーモニックマイナーは特徴的な響きがほしい時に使ってみてください😃
最後まで読んで頂きありがとうございました😊