おはようございます☀️枡田咲子です🌷
音階って何?スケールって何?音階とスケールって何が違いがあるの?って疑問をお持ちではありませんか?
よく使う音楽用語であるスケール名についても解説します☝🏻
もくじ
音階とスケールの違いとは?
まず最初に、音階とスケールは同じ意味の言葉です。
音階は日本語で、スケール(scale)は英語です。
音階とスケールという言葉自体はどちらもよく使いますが、
クラシック音楽理論(楽典)では、日本語で音楽用語が書かれています。
その他、ドイツ語やイタリア語などを使った音楽用語が出てきます。
音階=スケールとはどういうものか?
それでは、音階・スケールと、名前の通り音の階段のことです。
音と音がつながって聴こえるので音階といいます。
では音の階段とはどういうことか?
それは、音と音の間隔(幅)が全音か半音 の関係にあることです。
この全音と半音の並び方で音階・スケールの種類(名前)が決まります。
音階・スケールの種類について
音階・スケールは、全音と半音がどう並ぶかで音階・スケールの種類(名前)が変わります。
基本は全音と半音で並びで、7つの音で構成される音階・スケールがほとんどですが、例外もあります。
音階・スケールの種類はとてもたくさんあるので、
長音階・メジャースケール (major scale)
基本の音から、
全音 → 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 →半音 で
1つ高い基本の音に戻ります。
自然短音階・ナチュラル マイナースケール (natural minor scale)
基本の音から、
全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 半音 → 全音 →
全音 で1つ高い基本の音に戻ります。
和声短音階・ハーモニック マイナースケール (harmonic minor scale)
基本の音から、
全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 半音 → 全音+半音 →半音 で
1つ高い基本の音に戻ります。
全音+半音という例外の並びのスケールです。
聴こえ方は民族音楽っぽく、他のスケールとは変わった聴こえ方をします。
旋律短音階・メロディック マイナースケール (melodic minor scale)
基本の音から、
全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 → 全音 →半音 で
1つ高い基本の音に戻ります。
スケール名または音階名
スケールの名前をどう呼んで、どう書くかわかりますか?
例えば、”メジャースケール” だけでは、まだ完全なスケール名ではありません。
正確なスケール名の表記の仕方は、
- 主音(トニック音)を書きます。(←スケールの始まりの音のことです。)
- スケールの種類をその後に加えます。(例;メジャースケールなど)
例えばメジャースケールで、ド(C)から始まれば C メジャースケール、ド#(C#)から始まれば C# メジャースケールです。
主音(トニック音)はアメりカ音名を使います。
日本語で表記したい場合
主音(トニック音)は日本音名、スケールの種類も日本の音楽用語を使います。
例:C メジャースケール → ハ長音階、C# メジャースケール → 嬰ハ長音階
まとめ
- 音階とスケールの意味は同じです。
- ー音階とは音の階段(全音と半音の並びでできています)
- スケール名は、主音(トニック音)+ スケールの種類で言語は統一して表記する。(ポピュラー・ジャズ音楽理論ではアメリカ音名で表記法します)
- 長音階・メジャースケール
- 自然短音階・ナチュラル マイナースケール
- 和声短音階・ハーモニック マイナースケール
- 旋律短音階・メロディック マイナースケール
次回はメジャースケールについて詳しく書いてみたいと思います。