こんにちは🍀枡田咲子です😃
- 音程って必要ある?
なんて、思ってませんか?
結論は、
音楽理論を理解するため、または作曲をする時に音程は必要不可欠な知識です!!
今回はそんな音程は、どのように必要なのかを書いてみたいと思います。
皆様のご参考になれば嬉しいです!
音程の必要性:基本
コードを知るために必要
『コードは大体わかります!』でも『音程はよくわからない』ということがよくあります。
コードがわかっていれ問題ないことに変わりはありませんが、音楽理論ではコードを知る前に音程を知ることが先だと私は考えます。
なぜかというと、音程(2音)に音が更に足されてコード(3和音や4和音)になるからです。
音程を重ねてコードを考える、つまり本来はコードから音程は考えないということです。
【例1:コードを作るとき】
ルートを決めて長3度(メジャー3rd)上と完全5度上に音を乗せるとメジャー・トライアド(長3和音)になります。
【例2:コードのテンション・ノートを知るとき】
Em9 の 9th の音ってわかりますか?
『 F(ファ)』じゃなくて、Em9 の 9th は『 F#(ファ#)』です。
これはよくある間違いなんですが、どのコードにおいても9th のはルートから長9度(1オクターブと長2度)上の音です。
このように、音程が確実にわかっていれば『なんで?』となることはありません。
でも順序より知ったもん勝ち!コードを知っていれば音程への理解は早いので、これを機会に知識の幅を広げてみてください!
移調するときに必要
楽曲のキー(調)を変える場合、楽譜では移調する必要があります。
移調が必要なよくあるシーンは、
- 歌物でキー(調)が合わない
- 管楽器用の楽譜を作りたい
などです。
移調には音程が必要です。
例えば、もとのキーが Cメジャーのと半音上げにする場合、短2度上げ(D♭メジャー)にします。
楽譜を作る時に、各音を短2度ずつ上げて移調します。
移調に関しては、楽譜作成ソフトやアプリを使うと設定すればやってくれるので、音程を使うのか?というと何とも。。。というところです
音程の必要性:作曲をする時
ちょっとアドバンスなお話で、
作曲するときに、音程の知識は必要です。説明するためにどうしても使います。
例えばモチーフを分析したり、モチーフをつなげてメロディーを組み立てる時にとても便利です。
【モチーフを分析】
モチーフを音程で分析します。
【モチーフの発展】
このモチーフを発展してつなげたり、メロディーにつなげたりします。
① モチーフを長2度上(M2↑)に移調
② モチーフを完全4度上(P4↑)に移調
③ モチーフを短3度(m3↓)に移調
という感じで使います。
もうちょっと上級の考え方になると、
① モチーフの始めの音程(完全5度下げる)を完全5度上げるにする。
② モチーフの音程全ての上げる下げるを逆にする。
③ モチーフの終わりからの音程を使う。(この例はモチーフの始まりの音(G)に戻るように最後は完全5度上げにしてみました。)
という感じです。
なぜ音程を使うかというと、メロディーにしたときに曲に統一感(関連性)が出るからです。
今回は簡単な使い方例だけ取り上げてみました!
この例は明確な音程(長短や完全などまでの音程)での考え方でしたが、シンプルに2度とか3度とか(長短や完全などは考えない)の方法もよく使います!
まとめ
音程はとても重要です!
とくに作編曲するなら知っておいて損なしです!
音程は、
- コードの組み立て
- テンション・ノートの把握
- 移調するときの考え方
- モチーフの分析
- メロディーの組み立てなどの説明に不可欠な用語
だと思います。
これを機にコード同様、音程の知識も深めてみてくださいね!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨