音感はあるのに耳コピ・聴音ができない?

音感はあるのに耳コピ・聴音ができない?

こんにちは、枡田咲子です。

音感があるはずなんだけど、耳コピや聴音はあまり得意ではない、なんてことありませんか?

耳コピも聴音も同じ聴き取りですが、必要なことが少し違います。

今回は、

  • 耳コピに必要なこと
  • 聴音に必要なこと

以上の2つについて、音感との関係性も交えて考えてみようと思います。

様々なケースがあると思いますが、私の教育現場などを通して感じてきたことを中心に書いてみようと思います。

耳コピに必要なこと

『耳コピ』は、既存の楽曲のメロディやコード進行などを再現することです。

目的は、『演奏したい』または『アレンジしたい』楽曲の楽譜が販売されていない場合や、練習で行う場合などがあります。

耳コピに必要なことは、大きく分けて以下の2つです。

  • 音感:絶対音感または相対音感

絶対音感が有利に思うかもしれませんが、相対音感でも全く問題ありません。

  • 楽譜:楽譜に書き起こす技術

【必要な場合】

実際にバンドで演奏する場合などは、楽譜が必要になるケースが多いです。その場合、聴き取った音やリズムを正確に楽譜にする技術が必要になります。

不要な場合】

自分一人で完結できる場合(ソロ演奏や DTM など)は、楽譜は不要のケースもあります。

 

耳コピは、楽曲の何を聴き取りたいかで難易度が変わります。例えば、

  • メロディだけ
  • メロディとコード
  • 鳴っている全ての音

さらに、どのような『楽器編成』なのかによっても難易度が変わります。

  • ピアノソロ
  • バンド
  • オーケストラ

などです。

例えば、メロディを自分で歌うだけであれば難易度は低く、オーケストラ編成の楽曲を全て楽譜に書き起こす場合の難易度は非常に高くなります。

耳コピの場合は様々なケースが考えられるため、どのようなケースかで得意不得意の感じ方が変わってきます。

しかし、どの状況であっても、トレーニングを重ねること(たくさん耳コピをするなど)で、上達していきます。

もし、なかなか聴き取れないという場面になったとしても、数曲、数十曲と経験やトレーニングを重ねることで、だんだん音を取れるようになってきます。

聴音に必要なこと

『聴音』は、メロディやコード進行(4~8小節程度など)を楽譜に書き取る訓練です。

目的は、音感をよくすること、読譜力を高めること、そして音楽を深く理解することです。主に、音楽教育で行われるトレーニング法です。

聴音に必要なことは、主に以下の2つです。

  • 音感:絶対音感または相対音感

聴き取る前に、基本となる音(主音)または調(キー)が提示されるため、相対音感でも全く問題ありません。

  • 楽譜に書き起こす技術:必須

聴音では、フレーズなどを『数回という限られた演奏回数の中』で聴き取らなければなりません。

そのため、聴き取った音やリズムなどを、一定の時間内で楽譜に書き起こす技術が必要になります。

聴音は、学習者のレベルに応じて段階的なトレーニングが可能です。

音やリズムを楽譜に正確に書き取ることや、制限時間内に書き取る必要があるため、『耳コピ』とはまた少し違う技術が求められます。

まとめ

耳コピと聴音におてい、共通して必要なことは以下の2つです。

  • 音感
  • 楽譜に書き取る技術

耳コピと聴音どちらの場合も、絶対音感でも相対音感でもどちらでも全く問題はありません。

ただ『楽譜に書き取る』ことは、音感の良いこととは無関係です。聴き取った音やリズムを、楽譜(5線)に書く起こすための技術や知識が必要になります。

※耳コピに関しては、自分一人で演奏する場合や、DTMに打ち込むような場合であれば、楽譜は不要なケースもあります。

『音感はあるはずなのに、なぜか耳コピ・聴音は得意ではない』と感じる大きな理由は、

この『楽譜に書き起こす』という作業がうまくいっていないことが多いように感じます。

音感を良いことと、楽譜に書き起こすことは、全くの別ものです。そのため、それぞれに合わせた別のトレーニングが必要になります。

覚えることなどが少し増えますが、音楽がより深まことは間違いありません!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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