こんにちは🍀枡田咲子です😃
2022年、新年初の音楽理論ブログはコード進行です!
II - V 進行の応用編ということで、リレイティドIIm7 についてみていきましょう!
リレイティド(英:related )は、 ”関係のある”や ”関連した” などの意味があります。
つまりリレイティドIIm7とは、"関係のあるIIm7" とか "関連したIIm7" ということになりますね!
では何に関係または関連しているのでしょうか?
と、答えはタイトルの通り II-V進行 です!!
それでは、リレイティドIIm7 の正体を暴いていきましょう!
注意:II-V進行を知っている前提でこの記事は書いています。
II-V進行についてはこちらをご覧ください。
リレイティドIIm7 とは?
リレイティドIIm7 とは、ファンクション(機能)の1つです。
ファンクションは、トニック、ドミナントやサブドミナントとコード進行でどのような機能を持つものかをあわらしたものです。
リレイティドIIm7というファンクションは、II - V進行の II のコードのファンクションになります。
デュアル・ファンクション
それではアナライズするときの例をみていきましょう!
Cメジャーのコード進行例
( T = トニック、D = ドミナント、SD = サブドミナント、SC.D =セカンダリー・ドミナント)
2小節目の Em7のファンクションは T(トニック)です。(ダイアトニック・コード IIIm7 のファンクションはトニックです。)
でもII-V進行になっているから Related IIm7 (リレイティドIIm7)!?
この Em7 は、次のコード A7 と II-V進行になっているので、II - V進行の II のコード側にあたるコードになります。なので、Related IIm7 のファンクションも持つことになります。
つまり、このEm7はトニックとリレイティドIIm7 の2つのファンクションを持つコードになります。
このように2つのファンクションを持つコードのことを、デュアル・ファンクション(英:dual function)といいます。
しかしアナライズするときは、ダイアトニック・コードが持つファンクションが優先されます。
注意!以下の例のように II-V進行でない場合、このEm7にリレイティドIIm7の機能はなく、トニックのみとなります。
ダイアトニック・コードのファクンションについてはこちらをご参考ください。
まとめ
リレイティドIIm7は、II-V進行の II( m7)のコードのファンクションのことです。
このII-V進行の II( m7)のコードがダイアトニック・コードの場合、2つのファンクションをもつことになります。(デュアル・ファンクションといいますが、ダイアトニック・コードのファンクションを優先的に考えます。)
今回はリレイティドIIm7 の基本的な部分を書いてみました。
次回は、さらに応用していきますよー!
さいごまで読んでくださりありがとうございます✨