マイナー・キーのセカンダリー・ドミナント No.1【ナチュラル】

こんにちは🌱枡田咲子です😃

最近知った衝撃?の事実!!

Resolution(解決)は、カタカナで『リゾリューション❌』と思っていたら、『レゾリューション⭕️』と のことを知りました。

見あたるところは修正しました。このようなミスは意味がわかれば暖かく見守ってもらえると嬉しいです🙇‍♀️日本語って難しい。。。

さて気を取り直して、今回はマイナー・キーのセカンダリー・ドミナントについて!!

セカンダリー・ドミナントは、ダイアトニック・コードにドミナント・レゾリューションするドミナント7thコードのことです。

マイナー・キーの場合は、ダイアトニック・コードがナチュラル/ハーモニック/メロディック・マイナーからできます。

メジャーより数は増えるので、今回はナチュラル・マイナーのセカンダリー・ドミナントをアナライズも含めてみていきましょう〜

メジャー・キーのセカンダリー・ドミナントはこちらをご覧ください。

セカンダリー・ドミナント(ナチュラル・マイナー)

Cナチュラル・マイナー

Cナチュラル・マイナーのダイアトニック・コードをまず確認してみましょう。

セカンダリー(マイナー)資料.001

上記(1)〜(7)にドミナント・レゾリューションするコードを考えていきます。

 

(1)Cm7/ Im7 にはプライマリー・ドミナント G7(V7)がドミナント・ レゾリューションします。(G7(V7) は、ハーモニック/メロディック・マイナーのダイアトニック・コードです。)

(2)Dm7 (♭5)/ IIm7 (♭5) にドミナント・レゾリューションするセカンダリー・ドミナント A7( V7/II)

セカンダリー(マイナー)資料.002

 

(3)E♭maj7/ ♭IIImaj7 にドミナント・レゾリューションする B♭7( ♭VII7 )

考え方1:B♭7はダイアトニック・コードで、 ♭VII7とアナライズできます。ただし、ドミナント・レゾリューションするためファンクションは D (ドミナント)になります。

セカンダリー(マイナー)資料.003

 

考え方2:B♭7は♭IIImaj7 にドミナント・レゾリューションする  V7/♭IIIとアナライズする方法もあります。

個人的にはシンプルに、ダイアトニック・コード♭VII7 のアナライズで良いと思っています。ここで重要なのは、どちらでアナライズをするかではなく、B♭7がドミナント・レゾリューションする”ドミナントの機能を持つ”ということです。

(4)Fm7/ IVm7 にドミナント・レゾリューションするセカンダリー・ドミナント C7 (V7/IV)

セカンダリー(マイナー)資料.004

 

(5)Gm7/ Vm7 にドミナント・レゾリューションするセカンダリー・ドミナント D7 (V7/V)

セカンダリー(マイナー)資料.005

 

(6)A♭maj7/♭VImaj7 にドミナント・レゾリューションするセカンダリー・ドミナント E♭7 (V7/♭III)

セカンダリー(マイナー)資料.006

 

(7)B♭7/♭VII7 にドミナント・レゾリューションするF7 (IV7)

考え方1:F7 はメロディック・マイナーのダイアトニック・コードで、 IV7とアナライズできます。この場合も、ドミナント・レゾリューションするためファンクションは D (ドミナント)になります。

セカンダリー(マイナー)資料.007

考え方2:F7は♭VII7 にドミナント・レゾリューションする V7/♭VIIとアナライズする方法もあります。

特徴

セカンダリー・ドミナントには、以下の特徴があります。

1. セカンダリー・ドミナントのルートは、ダイアトニック音である

2. セカンダリー・ドミナントのコード・トーンには、ダイアトニック音ではない音が含まれている

Cナチュラル・マイナー

1. G7, B♭7, F7 はマイナーのダイアトニック・コードです。(のコード)

そのほか、ダイアトニック音をもつセカンダリー・ドミナントは、A7, C7, D7, E♭7と考えることができます。(注意:ここでいうダイアトニック音とは、ナチュラル/ハーモニック/メロディック・マイナーのことを指します。)

セカンダリー(マイナー)資料.008

G7は、V7 と第5音をルートにもつ真のドミナント・ファンンクションなのでプライマリー・ドミナントです。

ただし、

  • B♭7(♭VII7)は、サブドミナント・マイナー・ファンクション
  • F7(IV7)は、サブドミナント・ファンクション

なのでプライマリー・ドミナントとは言わないでしょう。これらのコードはコード進行によってファンクションが変わるコードです。

2. セカンダリー・ドミナントのコード・トーンには、ダイアトニック音(ナチュラル/ハーモニック/メロディック・マイナー・スケール)以外の音が含まれている

セカンダリー(マイナー)資料.009

まとめ

マイナーは、ナチュラル/ハーモニック/メロディック・マイナーと3通りあるので、少し考えることが増えますね。。。

でも基本の考え方は同じなので、慣れれば意外とシンプルです!

この辺りから考え方も人それぞれになったりしますが、どのディグリー・ネームが正解なのか!?ということより、そのコードがどのような役割をもっているかが最終的には重要だと私は考えています。

『どのような役割をもっているか!?』

これについては私の経験上、

音を聴いてその響きを確かめたり、、

コード進行のことを考えて、考えて、考えて、、、

という経験をつむことで理解できるものかもしれません。

次回は、ハーモニック・マイナーとメロディック・マイナーのダイアトニック・コードに向かうセカンダリー・ドミンントについてアップいたします!

さいごまで読んでくださり、ありがとうございました✨

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