こんにちは🐸枡田咲子です😃
本日は、年明け最初の音楽理論です!
コード進行の定番の1つ、IV-V-I 進行についてですが、ここではポップス・ジャズ理論の観点から説明します。
クラシックとは少し異なるところがあると思うので、もしかすると『あれ?』と思われる方もいるかもです。
IV-V-I 進行は、基本の終止系で、曲やセクションの終わりなどでよく使われます。
このコード進行の説明では、ダイアトニック・コードが関わってきます。
IV-V-I 進行とは?
このコード進行を表す数字は何なのか!?
それは、ダイアトニック・コードのディグリーを表しています。
つまりメジャー・キーのダイアトニック・コード、4番目(IV)から5番目(V)、そして1番目(I)へと進行することです。
例1:Cメジャー(3和音)
トライアド(3和音)を使ったIV-V-I 進行
コードタイプはダイアトニック・コードと同じになります。
例2:Cメジャー(4和音)
7thコード(4和音)を使ったIV-V-I 進行
コードタイプはダイアトニック・コードと同じになるので、IV は IVmaj7、V は V7、I は Imaj7 のことを表しています。
ダイアトニック・コードを前提としたコード進行なので、IV-V-I と数字(ディグリー)だけを使います。
アナライズ(分析)
IV - V - I 進行の、V が V7 のときドミナント・リゾリューションします。
ドミナント・レゾリューションを矢印でアナライズ(分析)します。
4和音の場合も同じです。
まとめ
- IV-V-I 進行の数字はダイアトニック・コードのことをさしています。
- コードタイプ(メジャーやマイナー)はダイアトニック・コードと同じです。
- V に V7 を使うと I(トニック)に進行するとドミナント・リゾリューションし、より強い終止になります。
- ファンクションは、サブドミナント(IV)、ドミナント(V)、トニック(I)とバランスのよいコード進行になります。
今回はメジャー・キーの IV-V-I 進行でした。
誰もが聴いたことがあるはず!!というコード進行でした。
次回は、IV-V-I 進行の変化バージョンの II-V-I 進行(ツー・ファイブ・ワン)について書いてみます。
最後まで読んでくださりありがとうございました✨