音程・インターバル vol.1【絶対わかる基本の考え方】

こんにちは☀️枡田咲子です🐣

さて音程とはなんでしょう?英語だとインターバル(interval )と言い音楽用語です。

音程とは、ある2音の間隔のことです。音と音の高さをはかっていきます。

では、どのように音と音の間隔をはかるのでしょうか?

音程を理解すればコード(和音)も理解できるようになりますよ!

音程の基本

数え方

高さをはかる単位は ”” です。駅からお店までの距離を言い表す場合は150mのようにメートルといった単位を使いますよね。

音程では、1度、2度、3と数えます。1.5度のように少数点を使うことはありません。 

同じ高さの同じ音で1度です。

音程

C (ド) とC (ド)で1度
② C (ド) とD (レ)で2度
③ C (ド) とE (ミ)で3度
④ C (ド) とF (ファ)で4度

それでは問題!次の音程は何度でしょうか?

音程

① 答え
E(ミ)と G(ソ)で、3度
② 答え
F(ファ)と C(ド)で、5度
③ 答え
D(レ)と D(レ)で、8度
④ 答え
A(ラ)と F(ファ)で、6度

かんたんですね!この数え方が基本です。ちなみに0度は存在しません。

間隔の広い音程について

8度は同じ音で高さが1つちがう音のことで、全く同じ音で高さの違う音のことを1オクターブといいます。

音程

それより広いものも、9度、10度、11度...と数えていきます。15度は同じ音で高さが2つちがう音で2オクターブといいます。

音程

8度を超える音程の場合は、『1オクターブと◯度』ともいい、この考えのほうがわかりやすいです。

音程

8度 9度 10度 11度
1オクターブ 1オクターブと2度 1オクターブと3度 1オクターブと4度
12度 13度 14度 15度
1オクターブと5度 1オクターブと6度 1オクターブと7度 2オクターブ

 

それでは問題!次の音程は何度でしょうか?

音程

① 答え
E(ミ)と F(ファ)で、9度 または 1オクターブと2度
② 答え
D(レ)と A(ラ)で、12度 または 1オクターブと5度
③ 答え
G(ソ)と B(シ)で、10度 または 1オクターブと3度
④ 答え
B(シ)と F(ファ)で、12度 または 1オクターブと5度

実際は8度まで数えられば十分です!15度とか16度と言い表す必要はありません。

音程の名前

音程を言い表すときには◯度だけでは明確ではありません。

必ず度数(◯度)の前に種類を特定していきます。

例えば ”3度” だけでなく、"3度" のように種類を度数の前につけて音程の名前が明確になります。

音程の種類

長音程・短音程完全音程の2つに分類されます。

1度、4度、5度、8度は完全音程で、

2度、3度、6度、7度は長音程・短音程になります。

これは聴こえ方に関係しています。簡単に言うと、完全はかたい響きで、長音程・短音程はまるみがある響きです。

種類の呼び方は、日本語名と英語名のどちらもよく使います。

音程

音程種類と広さの関係

完全音程

1, 4, 5, 8 度のときは、完全(P)を中心と考えていきます。

音程

完全(P)から半音ずつ、せまく又は広くなった場合の名前です。

長音程・短音程

2, 3, 6, 7 度のときは、長(M)短(m)を中心と考えていきます。

音程

長(M)短(m)から半音ずつ、せまく又は広くなった場合の名前です。

長(M)から1つ(半音)せまくなった音程は短(m)で、短(m)から1つ(半音)せまくなった音程は長(M)になります。

まとめ

  • 音程とは、ある2音の音と音の間隔のことです。これをはかるときに ”度” という単位を使います。
  • 同じ高さの同じ音で1度どかぞえます。
  • 8度は1オクターブといい、8度以上をはかるときは1オクターブと◯度ともいえます。
  • 音程の種類は、完全音程と長音程・短音程があり、さらに明確にするために、減、重減、増や重増を使います。

 

まずは基本の数え方、◯度が数えられれば十分です。

最後まで読んでくださりありがとうございました✨

次回は完全音程1、8度について説明していきます😃

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