こんにちは🍀枡田咲子です😃
ズバリ!ドミナント7thは取り扱い注意です!!
なぜなら、ドミナント7thは、コード進行の中でどのタイミングにあるかでファンクション(機能)が変わるからです。
そこで今回は、ハーモニック・リズムについてです。
ハーモニック・リズムは、コード進行の中での強拍と弱拍を表したものです。
ドミナント7thは、強拍にあるか弱拍にあるかで聴こえ方やファンクンションが変わるので、まずはハーモニック・リズムの仕組みについて書いてみたいと思います。
ハーモニック・リズム
コード進行のなかでそのコードが強拍にあるか、弱拍にあるかをハーモニック・リズムといいます。
何拍ずつでコードが変わるかによって、強拍(S)と弱拍(W)の位置を判断します。
(S = strong beat, W = weak beat)
強拍と弱拍は同じ拍の数で交互にくりかえします。
例14/4拍子 1つのコードが4拍のハーモニック・リズム
強拍と弱拍は4拍で交互にくりかえします。
1小節に2つコードがあったり、2小節に1しかコードがない場合も、1つのコードが4拍のハーモニック・リズムとして考えることができます。
この場合でも、強拍と弱拍は4拍で交互にくりかえします。
2拍でコードが進行する場合は弱拍(w)です。最後の8小節目にコードは書かれていませんが、実際はコード(Cmaj7)が鳴ります。
例24/4拍子 1つのコードが2拍のハーモニック・リズム
強拍と弱拍は2拍で交互にくりかえします。
1小節に1つしかコードがなかったり、2小節に1しかコードがない場合も、1つのコードが2拍として考えることができます。
1小節に1つのコード、2小節に1のコードの場合も、ハーモニック・リズムの強拍と弱拍は2拍交互にくりかえされます。
例33/4拍子 1つのコードが3拍のハーモニック・リズム
強拍と弱拍は3拍で交互にくりかえします。
2小節に1つしかコードがなかったり、1小節に2つコードがあった場合でも、1つのコードが3拍として考えることができます。
強拍と弱拍は3拍で交互にくりかえします。
1拍や1拍でコードが進行する場合は弱拍(w)です。最後の8小節目にコードは書かれていませんが、実際はコード(C)が鳴ります。
例外:ハーモニック・リズム
4/4拍子 1つのコードが4拍のハーモニック・リズムですが、以下のようなリズムのキック(キメ)があったり、フレーズ上の都合で、演奏する際にハーモニック・リズムが規則的に聴こえない場合がります。
まとめ
ハーモニック・リズムは、大体コードが何拍ずつで進行しているかで考えることができます。
もし1小節に半分くらいの割合で1〜2つコードが入っている場合は、2拍ずつくりかえすハーモニック・リズムで考えるとわかりやすいでしょう。
明確な決まりごとがないので、明確に提言はできませんが、、、
コード進行での強い拍と弱い拍がある(ハーモニック・リズム)ということを知っていると、コード進行をアナライズするだけでなく、コード進行を組み立てるときに非常に役にたちます。
次回は、ハーモニックでの強拍あるドミナント7thと弱拍にあるドミナント7thの違いについてを書いてみたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました✨