セカンダリー・ドミナントをアナライズします【No.4コード進行】

こんにちは🍁 枡田咲子です😃

引き続き、セカンダリー・ドミナントです!

今回は、セカンダリー・ドミナントのファンクションと、ディグリー・ネームについてみていきましょう。

ここでのアナライズ方法は、高度なコード進行になってもディグリー・ネームから判断できる書き方をご紹介いたします。

セカンダリー・ドミナントについては、以下の記事をご参考ください。

ファンクション(機能)

セカンダリー・ドミナントのファンクションは、セカンダリー・ドミナントです。

Secondary Dominant = SC. D と書くことができます。(Subdominant = SD サブドミナントとの違いに注意しましょう。)

(例)Cメジャーのコード進行でのファンクションのアナライズ

ディグリー・ネーム

表記

ディグリー・ネームは、まずドミナント7thである V7 を表記してスラッシュ /、さらにその右横に解決先となるダイアトニック・コードのディグリー(II, III, IV, V, VI )を表記します。

セカンダリー・ドミナントの解決先はダイアトニック・コードです。

Cメジャーで、それぞれのセカンダリー・ドミナントのディグリー・ネームをみていきましよう。

セカンダリー分析2

 

(1) Imaj7 に解決するのはプライマリー・ドミナント V7です。
V7/I(ファイブ・セブン・オブ・ワン /five seventh of one) とアナライズすることもできますが、通常はダイアトニック・コード V7 でアナライズします。

セカンダリー分析3

 

(2) IIm7 に解決するセカンダリー・ドミナント V7/II (ファイブ・セブン・オブ・ツー /five seventh of two)

セカンダリー分析4

 

解決先となるダイアトニック・コードのディグリーのコード・タイプを書く必要はありません。

(例:V7/IIm7  m7 は書かなくてよい)

 

(3) IIIm7 に解決するセカンダリー・ドミナントV7/III(ファイブ・セブン・オブ・スリー /five seventh of three) 

セカンダリー分析5

 

(4) IVmaj7 に解決するセカンダリー・ドミナントV7/IV(ファイブ・セブン・オブ・フォー /five seventh of four) 

セカンダリー分析6

 

(5) V7 に解決するセカンダリー・ドミナントV7/V(ファイブ・セブン・オブ・ファイブ /five seventh of five) 

セカンダリー分析7

 

(6) VIm7 に解決するセカンダリー・ドミナントV7/VI(ファイブ・セブン・オブ・シックス /five seventh of six)

セカンダリー分析8

VIIm7(♭5) は不安定な響きのコードなので、ここでは VIIm7(♭5) をセカンダリー・ドミナントの解決先にはしません。

コード進行アナライズ

(例1)Cメジャーのコード進行分析

セカンダリー分析11

Cメジャー

Cメジャー・キーのダイアトニック・コードとセカンダリー・ドミナントをまとめると以下のようになります。

セカンダリー分析9

 

(例2)Dメジャーのコード進行分析

セカンダリー分析12

Dメジャー

Cメジャー・キーのダイアトニック・コードとセカンダリー・ドミナントをまとめると以下のようになります。

セカンダリー分析10

まとめ

セカンダリー・ドミナントは、ダイアトニック・コードにドミナント・レゾリューションします。

ディグリー・ネームは、V7/解決先のディグリー(I, II, III, IV, V, VI) になります。

V7 は、ドミナント7thコードであることを意味し、

セカンダリー分析13

そのドミナント7thコードが、どのダイアトニック・コード(I, II, III, IV, V, VI)を解決先としているか、

セカンダリー分析14

という意味の表記になります。

一見、ややこしい書き方のように見えるのですが、、、

これは後々、様々なコード進行を分析するときに見分けやすくするため、この表記法を用います。

ドミナント7thは奥が深いので、まだまだこれだけでは書ききれていませんが、、、😭

コード進行の基本としては、セカンダリー・ドミナントがわかれば十分です!

さいごまで読んでくださり、ありがとうございました✨

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