こんにちは🌺枡田咲子です😃
今日は、m7コードの4way close ボイシングの作り方をみていきましょう!
このボイシング方法は、トップ・ノート(一番高い音)からボイシングしていきます。
前回の maj7 コードの時と同様で、コード・トーンがトップ・ノート時はそのコードを転回させていきます。
テンションがトップ・ノートのときは!?
それでは、4way close (4パート(4声)、1オクターブ以内)で作っていきましょう!
m7:トップ・ノートがコード・トーン
m7コードでトップ・ノートがコード・トーンのとき、
となりますので、4way close でボイシングすると、以下のようになります。
コードの構成音を使って、4way closeのポイントであるコードの響きを確実に出します。
つまりトップ・ノートがコード・トーンのときは、そのコードの転回系になります。
m7:トップ・ノートがテンション
まずm7コードで使えるテンションは、9th、11thです。
m7コードでトップ・ノートがテンションのとき、
各テンションを使ってコード・トーンを全部使うと音が5つになるので、コード・トーンから1つ音を省きます。
トップ・ノートが9thのとき
ルートを省いて4パートのボイシングにします。
ルートは一番低いところで鳴っていることが前提なので、4way close内にルートが入っていなくてもm7コードの響きはしっかり出ます。
トップ・ノートが11thのとき
m3rd を省いて4パートのボイシングにします。(7sus4コードのようになります。)
本来はコードの特徴を出す第3音は省きませんが、トップ・ノートが 11thの時のみ、第3音(m3rd)を省きます。
なぜかというと、
- 4way closeの延長線上で作る5パートのボイシングを作る時に影響するため
- 11th はメジャー系のコードではアボイドとなるためマイナー系コードで使うテンションのため
というところで、m3rdを省いてもコードの響きに多大な影響は与えない、、、ということだと考えます。
どうしても、m3rdを入れたい!!という場合は、5thを省きます。
ルートを9thに変えると、オン・コードのような響きになって綺麗です!
まとめ
m7コードでトップ・ノートが、
- ルート、3rd、5th、M7thのとき:コード・トーンを使ってボイシングする。(コードの転回系になる)
- 9thのとき:ルートを省く
- 11thのとき:m3rdを省く
以上です。
11thがちょっと例外、、、という感じですが、そのときの状況に応じて色々試してみましょう!
次回は、ドミナント7thコードの4way close を詳しくみていきす。使えるテンションがたくさんありますが、基本はmaj7コードのときと同じです!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨