平行調!同主調!近親調一覧!!

平行調!同主調!近親調一覧!!

こんにちは☀枡田咲子です?

調と調の関係をご存知ですか?

ここでの知識は、曲を作ったりアレンジする時や、楽曲を分析する時にもに役立ちます。

ちょっとした法則を覚えて、あなたの曲作りに活かしてみませんか?

近親調とは?

名前の通り、近い調ということです。調の親戚とイメージしてみてください。

では何が近いのか?

それは、その調で主に使うスケールと共通した音を多く持つ調が、近い調ということなのです。

近親調には、同主調平行調属調下属調の4つの調があります。

また近親調を考える時は、必ず基本となる調(主調)があります。

ちなみに、主調はキーノート(英語:keynote)、近親調はリレイティッドキー(英語:related key)とも言いますが、喋りやすい日本語用語を使うことが多いです‼

同主調

同主調はパラレルキー(英語:parallel key)ともいい、主調と同じ主音をもつメジャーキーとマイナーキーの関係のこと。

例1:主調が Cメジャーキー

近親調

例1:主調が Cマイナーキー

近親調

使い方 POINT

主音が同じなので、曲中で調を変えたい時や、メジャー(明るい)とマイナー(暗い)で雰囲気を変えたい時に使いやすいのが同主調です。

平行調

調号が同じメジャーキーとマイナーキーの関係のことです。

平行調はリレイティブキー(英語:relative key)とかリレイティブメジャーとかリレイティブマイナー(英語:relative major/minor)とも言います。

例1:主調が Cメジャーキー

平行調のナチュナルマイナースケールは、メジャースケールの6番目の音からの並びと同じです。

近親調

例1:主調が Cマイナーキー

平行調のメジャースケールは、ナチュラルマイナースケールの3番目の音からの並びと同じです。

近親調

使い方 POINT

調号が同じなので、曲中で調を変えたい時や、メジャー(明るい)とマイナー(暗い)で雰囲気を変えたい時に使いやすいのが平行調です。使う音がまったく同じなので、主音(トニック)を意識して使います。

属調

属調はドミナントキー(英語:dominant key)ともいい、主調の属音(ドミナント)を主音とする調のことです。

例1:主調が Cメジャーキー

主調がメジャーキーのときは属調もメジャーキーです。

近親調

例1:主調が Cマイナーキー

主調がマイナーキーの時は属調もマイナーキーです。

近親調

使い方 POINT

使う音が1音だけ変わるのが属調です。自然に調を変えることができます。よく曲中の一部転調で使われますが、調号は書き直さず臨時記号で対応するので気づきにくいかもしれません。

下属調

下属調はサブドミナントキー(英語:subdominant key)ともいい、主調の下属音(サブドミナント)を主音とする調のことです。

主調がメジャーキーのときは下属調もメジャーキー、主調がマイナーキーの時の下属調はマイナーキーになります。

例1:主調が Cメジャーキー

主調がメジャーキーのときは下属調もメジャーキーです。

近親調

例1:主調が Cマイナーキー

主調がマイナーキーの時は下属調もマイナーキーです。

近親調

使い方 POINT

属調と同様で、使う音が1音だけ変わります。自然に調を変えることができ、主調に自然に戻ってくることができます。下属調もよく曲中の一部転調で使われますが、主調の調号で変化した音だけを臨時記号で対応します。

一覧

主調で変化記号が7つ付く調号は省いています。

*マークのついているキーは存在しません。隣の = ○○キーを参考にしてください。(例:*D♭m=C#m、D♭mはありません。変わりにC#mキーを使います)

主調がメジャー

主調同主調平行調属調下属調
CCmAmGF
D♭*D♭m=C#mB♭mA♭G♭
DDmBmAG
E♭E♭mCmB♭A♭
EEmC#mBA
FFmDmCB♭
F#F#mD#mC#B
G♭*G♭m=F#mE♭mD♭C♭
GGmEmDC
A♭A♭mFmE♭D♭
AAmF#mED
B♭B♭mGmFE♭
BBmG#mF#E

主調がマイナー

主調同主調平行調属調下属調
CmCE♭GmFm
C#mC#EG#mF#m
DmDFAmGm
E♭mE♭G♭B♭mA♭m
EmEGBmAm
FmFA♭CmB♭m
F#mF#AC#mBm
GmGB♭DmCm
G#m*G#=A♭BD#mC#m
A♭mA♭C♭E♭m*D♭m=C#m
AmACEmDm
B♭mB♭D♭FmE♭m
BmBDF#mEm

まとめ

近親調には、

  • 同主調(主音が同じメジャーとマイナー)
  • 平行調(調号が同じメジャーとマイナー)
  • 属調(主調の5番目をトニックとした調)
  • 下属調(主調の4番目をトニックとした調)

の4つの関係した調が主調から考えられます。

基本的なテクニックとして使われる近親調です。調を変えることで、曲に変化を加えるこができて、近親調を使うと自然な流れに聴こえます。

近親調以外で調の関係を理論づけるとき、遠隔調というものがあります。これは、主調からみての近親調の近親調という考え肩です。

遠隔調の例

主調(key: C)の属調(key: G) の同主調(key: Gm)、この Gm が主調(key: C)の遠隔調になります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました✨

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