こんにちは🌵枡田咲子です😃
時代ってすごいですね!
以前はよく手書きをしていた楽譜も、最近はほとんどパソコンで作っています。
楽譜制作ソフトやアプリを使うと、同じフレーズをコピペできたり時間の節約もできる上、綺麗な仕上がりホレボレします。
ここでひとつ質問です!!
楽譜を作るときに、反復記号って使えていますか???
反復記号をうまく使えると、楽曲の構成も楽譜ひと目でわかりやすくなったり、何より枚数の少ないスッキリした楽譜を作ることができるんです。
手書きの場合は労力の節約にもなりますよ!
もくじ
繰り返しの略記号
反復記号
反復記号は、リピート記号、リピート・マークやリピート・サインなどと言ったりもします。
曲のある部分を繰り返して演奏するときに用いる記号です。
この記号にはさまれた部分を2回繰り返します。(とくに指示がない場合)
譜例1全部で4小節演奏します
譜例2全部で4小節演奏します
曲のはじめに戻る場合、最初の記号を省略することがあります。
譜例3
全部で6小節演奏します
譜例4全部で8小節演奏します
譜例5全部で6小節演奏します
くり返されるさいごの部分が異なるときは、以下のようなカッコと数字を使って表します。
譜例5全部で9小節演奏します
D.C. :ダ・カーポ(伊:Da Capo)
D.C.
は、ダ・カーポ といい、曲の始めにもどります。
譜例1曲のはじめに戻ったあと、Fine (フィーネ)記号まで演奏して曲を終わります。
☆Fine の代わりにフェルマータが使われ場合もあります。
(これも全部で6小節演奏します)
譜例2曲のはじめに戻ったあと、Coda (コーダ)記号を使って演奏を続けます。
Coda ( コーダ記号)
コーダ記号がしるされたところから、コーダ記号へと進みます。
D.C. または D.S.と一緒に使われることが多い記号です。
必ず、D.C. または D.S. で繰り返した後にに使います。
D.S. :ダル・セーニョ(伊:Dal Segno)
D.S.
は、ダル・セーニョといい、 セーニョ記号に戻ります。
これがセーニョ記号です。
譜例1曲中のセーニョ記号のところに戻ったあと、Fine (フィーネ)記号まで演奏して曲を終わります。
譜例2曲中のセーニョ記号のところに戻ったあと、Coda (コーダ)記号を使って演奏を続けます。
楽曲例反復記号が色々使われている場合
その他の反復記号
·/· 1小節リピート
·/· この
記号のつく1小節と同じものを繰り返します。
同じフレーズが繰り返されるときに使います。
·//· 2小節リピート
·//· この
記号のつく2小節と同じものを繰り返します。
·//· 記号の上の ”2” は書かれていないこともあります。
同じフレーズを2小節繰り返したい場合は、2小節の間に ·//· を書きましょう。
·////· 4小節リピート
·////· この
記号のつく4小節と同じものを繰り返します。
·////· 記号の上の ”4 ” は書かれていないこともあります。
2や4小節リピートの記号を1小節内に書きません。必ず繰り返したい小節分の真ん中に記号を書きましょう。
まとめ
楽譜を読むときにも必要な反復記号(リピート記号)ですが、読んでいるとうっかり見落としてしまいがちです。
まずはじめい、反復記号(リピート記号)がどこに付いているかをチェックすると、楽譜初見の演奏がスムーズにいきます。
さいごに、たまにある例で、『D.S. (ダル・セーニョ)が出てきてセーニョ記号がない』なんてことが起きたりします。
これは、書き忘れだったり、コピーするときに端がきれていたり、、、
なので、どこかに必ずセーニョ記号はつくので楽譜制作者などに確認してみてくださいね。
さいごまで読んでくださりありがとうございました✨