マイナー・ブルース・フォーム【No.3 ブルース・コード進行】

こんにちは🍃枡田咲子です😃

今回はマイナー・ブルースのハーモニック・フォーム(コード進行)についてです!

もともとブルースといえば、メジャーの3コードのブルースです。特徴はドミナント7thコードにブルー・ノート(♭3rd♭5th →ブルース・スケールをご参考ください)やを使ってぶつかったような響き(ブルージーな響き)こそブルース!言葉で説明するのは難しい・・・しかし、それがブルース!!

そこから発展したと思われるマイナー・ブルースの特徴は、マイナー7thコードがメインで使われることです。

マイナー7thコードが使われることで、♭3rd(ブルー・ノート)ではブルージーさが出ないため、メジャーにくらべるとブルースっぽさが少し低いような、とも思われますが、、、

ジャズではモードっぽいアドリブが出来たり、コンテンポラリー・ジャズのサウンドにもっていきやすいマイナー・ブルース!

    ということで、その『ハーモニック・フォーム』についてみていきましょう。

    マイナー・ブルース:基本のコード進行

    もちろん小節数は、ブルースの基本12小節です。
    3コードのブルースを基に、マイナー・ブルースではドミナント7thコードではなくマイナー7thコードが中心となります。
    トニック・マイナー(Im7)、サブドミナント・マイナー(IVm7)、ドミナン(V7)のみで構成されます。
    6-3 ブルース.001
    • 2小節目にFm7を入れるパターンがあります
    • 9小節目はA♭7(♭VI7)またはFm7(IVm7)にするパターンがあります。
    スポンサーリンク

    マイナー・ブルース:II-V を使ったコード進行

    基本のコード進行1〜4小節:トニック・マイナー、5〜6小節:サブドミナント・マイナー、7〜8小節:トニック・マイナーで、

    9〜10小節(ドミナント)を、ジャズらしい II-V進行の終止にします。

    6-3 ブルース.002

    2小節目に サブドミナント・マイナー(IVm7) を入れると、コード進行に動きを出すことができます。(入れなくてもよい)

    そしてこれを基に、

    • 3小節目の Im7 をターゲット・コードにしてドミナント・レゾリューションする II-V進行 【Dm7(♭5)- G7】を2小節目に、
    • 5小節目の IVm7をターゲット・コードにしてドミナント・レゾリューションする II-V進行【Gm7(♭5)- C7】を4小節目に、

    入れることができます。(入れなくてもよい。)

    6-3 ブルース.003

    マイナー7thコードをターゲットにしたときの II-V進行では、IIm7(♭5)- V7がよく合います。V7には(♭9)のテンションもよく合うので試してみてください!

    まとめ

    実はマイナー・ブルースでは、メジャーほどたくさんのコード進行ができません。。。

    マイナー・キー自体が、ナチュラル・マイナー・スケールを中心にハーモニック・マイナー・スケールやメロディック・マイナー・スケールの3つのスケールを基本に使うため、マイナーの特徴を出す音が第3音のみになってしまうからです。

    そのためマイナーらしいコード進行は、メジャーに比べるとパターンが減ってしまう、、、ということになりますね。ブルースでも同じく。。。

    その分シンプルではあるので、オリrジナルのブルース作るときは作りやすいと思います!

    【マイナー・ブルース:コード進行まとめ】

    Im7 (IVm7) Im7 (IIm7(♭5)          V7     )
    IVm7 ・/・ Im7 ・/・
    IIm7(♭5) or IVm7 or ♭VI7 V7 Im7 (IIm7(♭5)         V7     )
    マイナー・ブルースで出てくるドミナント7th(9小節目の♭VI7以外)はドミナントの機能を持っているので、代理コードにすることもできます。(代理コードについてはこちらをご参考ください。→裏コードはどうやって使うの?【コード進行分析】

    以上、マイナー・ブルースついてでした!

    最後まで読んでくださりありがとうございました✨

    スポンサーリンク
    おすすめの記事