第39回ジャパンステューデントジャズフェスティバル【レポート】

こんにちは🎷枡田咲子です😃

8月23〜25日に『第39回ジャパン・ステューデント・ジャズ・フェスティバル 2024』が神戸文化ホールで開催されました。

今年はなんと、中学生の部と高校生の部の審査員として参加させていただきました。そして高校生の部1日目では、一昨年から引き続き講評を務めました。

中学生の演奏は想像をはるかに超えて上手で本当に驚かさせてました!

高校生の部では、バラエティに富んだ選曲がたくさんあり、各バンドのカラーがよく出ていたところが印象に残っています!

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今年の講評

今年の講評は、”音の質”について少し話しました。

簡単に言うと、小さい音でもかすれていない芯の通った音、大きい音でもただ大きく出すだけではない音を追求してみましょうという内容です。楽器の本質を理解し的を得た音を出すことで、同じ曲でも聞こえ方が変わってくるんです。

よく音源と同じフレーズを演奏しているのに何か違う?ってことはありませんか?

なぜ違うのかは、音の質であったり、あとはフレージングであったり、ちょっとしたことで聞こえ方は変わります。

年々バンドのレベルが上がっていて、今年はとくに個人のレベルのも上がってきていることを実感したので、今までにあまり触れなかったような内容をお伝えしてみました。

今年のゲスト・バンド

毎年、学生バンドが白熱の演奏の間に素晴らしいゲストバンドの演奏があるのでもこのSFJの魅力の一つです!

『第39回ジャパン・ステューデント・ジャズ・フェスティバル(SFJ)』では、

初日は、

  • 『神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 ファンクバンド Tribute to 古谷光広先生』・・・同校の卒表生で活躍中のプロミュージシャンで結成されてリユニオンバンドが登場!

昨年は日本を代表するサックス・プレイヤー古谷光広さんリーダーの『古谷光広 KOYO Funk / Fusiojn Band』の演奏が行われたました。あの演奏がもう会場で聴けないのかと思うと寂しい気持ちでいっぱいです。

  • 『モダンダイムスビッグバンド』・・・グランマスター日下雄介先生を中心に1985年に結成されたビッグバンドです。今年生誕125年を迎えるデューク・エリントンの作品を中心に演奏されました!

2日目は、

  • 『大阪音楽大学セレクトバンド』・・・全国で活躍中のベース・プレイヤー時安吉宏さんリーダーで、SFJ出演歴のあるメンバーなどで構成されてスペシャルバンドが登場!
  • 『広瀬未来 &SFJ  リユユニオンバンド』・・・日本を代表するトランペット・プレイヤー広瀬未来さん率いるビッグ・バンドで、SFJ 出身で関西でジャズシーンを担う若手のプレイーで結成され、今年はパーカッションに熱帯Jazz楽団でも活躍中のパーカッショニスト荒川"B"琢哉さんが共演されました!

3日目は、

  • 『神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 ジャズバンド Tribute to 古谷光広先生』・・・甲陽の一流講師陣に加え、ドラムには今大会の審査員でもあるバークリー音楽大学パーカッション科教授のマーク・ウォーカー氏を迎えたスーパーバンドが登場!!
  • 『野々村明&ザ・グローバル・ジャズオーケストラ with 原朋直(Tp)』・関西のビッグバンドといえばグローバル! 私もだいぶお世話になっている野々村明&ザ・グローバル・ジャズオーケストラ は、今年はトランペット奏者の原朋直さんがゲストで登場!

どの日も素晴らしいゲストバンドの演奏が聴けるこの環境は、学生の皆さんにとってもとても良い機会になっていると思います!

さいごに

舞台上や舞台裏でもスタッフの方々や顧問の先生方のお力添えあってのフェスティバルです。

今年も無事にこのフェスティバルが開催できたこと嬉しく思います。また、審査員として参加させていただき、皆さまのお役に立てたなら光栄です。

そして今年はバークリー音楽大学からマーク・ウォーカー氏もが来日され、コロナ以前のような大会に戻ってきたように感じました。また各方面の先生方とお話しする機会ができたことお大変嬉しく思い、私もたくさん勉強させていただきました。

まだまだ引き続きこのジャズの歴史が繋がっていけるように願い、私も何かできればと考えていきたいと思います。

最後まで読んでんくださりありがとうございました✨

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