ホール・トーン・スケールとクロマチック・スケール

こんにちは🌱枡田咲子です😃

今日は、久しぶりに音楽理論！ホール・トーン・スケールとクロマチック・スケールについてわかりやすく説明します！

ホール・トーンとは！？

英語で書くと "whole tone"、訳すと”全音”です。

そうなんです！ホール・トーン・スケールとは、全音階！しかも２パターンしかないので、とっても覚えやすいですね〜

それでは、クロマチックとは！？

英語で書くと "chromatic"、辞書を引くと音楽用語で”半音階の”と訳されています。つまり、半音階！これは１パターンだけですよ〜

半音は、ハーフ・トーン（英：half tone） とか、セミトーン（英：semitone） とも言いますが、スケールの名称として使うのはクロマチックです。

注意：ハーフ・トーン・スケールとは言わないので気をつけてください。

ホール・トーン・スケール／whole tone scale

作り方

ホール・トーン・スケールは、全音階。

つまり、全音→全音→全音→全音→全音→全音　で出来る６音から成るスケールです。

C ホール・トーン・スケール

異名同音で、F# かG♭、G#かA♭、A#かB♭、どちらの音を使うかは、メロディーやコードで見やすいものを使います。

C＃/D♭ ホール・トーン・スケール

以上の２パターンを覚えれば、全12種類のホール・トーンスケールを覚えたも同然です！！

ホール・トーン・スケール早見表

C, D, E, F#/G♭, G#/A♭, A#/B♭ ホール・トーン・スケール

① C ホール・トーンスケール
② D ホール・トーンスケール
③ E ホール・トーンスケール
④ F# ホール・トーンスケール、⑦ G♭ ホール・トーンスケール
⑤ G# ホール・トーンスケール、⑧ A♭ ホール・トーンスケール
⑥ A# ホール・トーンスケール、 ⑨ B♭ ホール・トーンスケール

C#/D♭, D#/E♭, F, G, A, B ホール・トーン・スケール

① C# ホール・トーンスケール、⑦ D♭ ホール・トーンスケール
② D# ホール・トーンスケール、⑧ E♭ ホール・トーンスケール
③ F ホール・トーンスケール
④ G ホール・トーンスケール
⑤ A ホール・トーンスケール
⑥ B ホール・トーンスケール

クロマチック・スケール／chromatic scale

作り方

クロマチック・スケールは、半音階。

つまり、半音→半音→半音→半音........ と、半音のみで出来るスケールです。

以下の例はCから始めたものですが、どの音から始めても半音で進んでいけばクロマチック・スケールになります。

上行形のときは、シャープを使い、

下行形のときは、フラットを使います。

上行形でフラットを使うと、次の音にナチュラル記号をつけなければなりません。臨時記号は少ないほうが楽譜は見やすくなります。（例：C→D♭→Dにナチュラルの記号をつけなければならない）

まとめ

ホール・トーン・スケールは全音階で、クロマチック・スケールは半音階です。

通常のスケールは７つの音から成るものがほとんどですが、ホール・トーン・スケールは６つの音から成るスケールです。オーギュメント７thコードのコード・スケールとして使うことができます。

例えば、C7(#5) /Caug7 のとき  Cホール・トーン・スケールが使えます。

クロマチック・スケールは、どのコードでもどんなシーンでも使うことができる調性のないスケールです。

クロマチック・スケールは使えそうで使いにくい！？個人的にはそんなスケールかもしれません😅

久しぶりの音楽理論ブログでした。

最後まで読んでくださりありがとうございます✨