こんにちは🐳枡田咲子です😃
『リズム・チェンジ』とは?
『リズム・チェンジ』のソング・フォームは、aaba ですが、ブルースのようにハーモニー(コード進行)のフォームがあります。
つまり、ふつうに言うaaba フォームとの違いは、『リズム・チェンジ』はコード進行もフォーム化されていることです。
リズム・チェンジのコード進行
基本のコード進行:aaba
『アイ・ガット・リズム』が基となる基本のコード進行です。
(V7)は偽終止のアナライズです。コード進行分析(偽終止)についてはこちらをご参考ください。
リード・シートや楽譜によっては多少異なるコード進行が記載されてるものがあるかもしれません。最近ではリズムチェンジのバリエーションがいくつかあるためなので、臨機応変に対応していきましょう。
aa'ba' コード進行:a と a'
a
セクション と a’ セクションでは、終わり2小節が変化します。
【コード進行のバリエーション】
① Gm7(VIm7) や Bdim7(#Idim7)にすることもあります。
② Gm7(VIm7) や Bdim7(#Idim7)にすることもあります。
③ B♭7/D と転回形もよく使われます。
④ E♭m(IVm)にすることもあります。
aa'ba' コード進行:b
b
セクション は基本の4コードD7 - G7 - C7 - F7(III7 - VI7- II7 - V7) が主流です。
バリエーションは、各ドミナント7thコードを II- V 進行にしたものがあります。
アナライズが少し複雑になりますが、、、 最後だけ II- V 進行にするなどもバリエーションになります。
ジャズ・スタンダード曲
リズム・チェンジの曲をピック・アップしてみました!
- アイ・ガット・リズム(I Got Rhythm)music by George Gershwin
- アンソロポロジー(Anthropology)music by Charlie Parker
- オレオ(Oleo)music by Sonny Rollins
- コットンテイル(Cottontail)music by Duke Ellington
など。
まだほかにもあるので、皆さんもリズム・チェンジの曲を探してみてください!
まとめ
今回はリズム・チェンジのソング・フォームとコード進行についてでした。
コード進行は、アイ・ガット・リズムが基になっていますが、バリエーションが豊富です。
書き出すときりがないため基本的でよく使われるものをご紹介しました。
ちなみに、V7やセカンダリー・ドミナント(V7/IIなど)は、代理コードに変えることもできます。
b セクション の4コード D7 - G7 - C7 - F7(III7 - VI7- II7 - V7) の場合は代理コードはつかえませんが、バリエーションで II - V進行にすると、代理コードを使うこともできます。
【b セクション:コード進行例】
D7 (III7) | ・/・ | Dm7(IIIm7) | D♭7(subV7/II) |
C7(II7) | ・/・ | Cm7(IIm7) | B7(subV7) |
最後まで読んでくださりありがとうございました✨