こんにちは🍃枡田咲子です😃
ブルース・フォームについて!
ブルースといえば、12小節で3コードの・・・というイメージがありますが、ここでは作曲の観点からジャズ・ブルース・フォームについてみていきましょう。
考え方は大きく分けて2つ、
- ハーモニック・フォーム(ハーモニーを考える)
- メロディック・フォーム(メロディーを考える)
です。
今回は『ハーモニック・フォーム』で、メジャーのジャズ・ブルースの基本についてみていきましょう。
ハーモニーとは和声、つまりコード進行についてです!
ブルース:基本のコード進行(メジャー)
ジャズ・ブルース:コード進行(メジャー)
基本のブルースのコード進行の考え方は、1〜4小節:トニック、5〜6小節:サブドミナント、7〜8小節:トニック、9〜10小節(ドミナント)、11〜12小節(トニック)です。(基本のブルースでは10小節目にはサブドミナント(IV7)を使います。)
そして、5小節目のサブドミナント(IV7)をターゲット・コードにしてドミナント・レゾリューションする II-V進行を*4小節目に入れることができます。(入れなくてもよい。)
9小節目の IIm7 をターゲット・コードにしてドミナント・レゾリューションする セカンダリー・ドミナント(V7/II)を入れたり、その*II-V進行を8小節目には入れます。(ここはジャズらしい響きにするため、セカンダリー・ドミナントを使います。)
*
4小節目:C7は弱拍にくるため、I7 ではなく V7/IV のセカンダリ・ドミナントに聞こえます。
こちらの記事をご参考ください。→エクステンディド・ドミナント【No.7コード進行】
* II-V進行(8小節目)は、IIIm7(♭5)- V7/II (Em7(♭5)- A7)でもOKです。IIIm7(♭5)の(♭5)がブルージーな響きになります。
まとめ
今回は基本のブルース(メジャー)のハーモニック・フォームでした。
【ジャズ・ブルース(メジャー):よくあるコード進行】
I7 | (IV7) | I7 | ・/・ |
IV7 | (#IVdim7) | I7 | V7/II |
IIm7 | V7 | I7 | (IIm7 V7 ) |
ということで今回は基本、次回はジャズ・ブルース(メジャー)応用についてを考えたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨