こんにちは🎺枡田咲子です😃
もう9月も後半となりましたが、今月はじめ9月9日〜10日に『第12回国際ジャズ オーケストラ フェスティバル 〜ステラジャム〜』が河口湖ステラシアターで開催され、審査員として初参加させていただきました。
3年ぶりの開催とのことでしたが大学生バンドから小中高生バンドの総勢29バンドが出場!熱気あるパワーに満ち溢れた素晴らしい演奏が2日間にわたって繰り広げられました!!
審査方法はリアルタイムコメントと呼ばれる演奏と同時にコメントを録音するというのが特徴で、全世界に公開されるというオープンなところはさすがインターナショナル大会だなぁと実感しました。
そしてこの大会の合言葉は "Get Better" !!
上達しより良いものを目指すというポイントは私自身にも心に響く言葉で、いつになっても忘れたくない言葉ですね〜。
そんなステラジャムは、他団体との順位を争うことではなく、上達優先の教育イベントというのも特徴の1つなんです。
ということで、
まずは課題曲!
私は以前この課題曲制作で参加したことがあるのですが、この課題曲はもちろんオリジナル!
ステラジャムのために毎年違う曲が用意され、全参加バンドが演奏します。
今大会の課題曲は、グラミー賞ノミネートされたことがあるウォーリー・ミンコ作曲『Make Up Your Mind』でした。
ミディアム・スロー・テンポで拍子やリズムの変化があるなかなかの難曲でしたね〜。
タイム・キープすることやリズムの変化にどう対応するかという技術を身につけるにはもってこいの曲だったのではないでしょうか。
また曲の解釈をどうするか?というところがポイントで、これはコンダクターの力が試されるところでもあったかもしれません。
ステラジャムでは、課題曲は演奏だけでなくコンダクター(指揮者)を立てることが基本となっています。
ここでコンダクターの重要性や必要性を考えさせられ、ステラジャムがジャズ音楽教育の発展に力を入れているところを感じました!
でも、コンダクティングってホント難しいんですよね〜。。。
もちろん自由曲も!!
なんといっても自由曲!どのバンドものびのびと演奏している印象でした!!
やっぱり自分達で好きな曲を選曲して演奏するとなると楽しいに違いないでしょうね〜!
自由曲では、ジャズ、ラテン、ポップ、ファンクなどバリエーションもたくさんで、バンドのカラーがはっきりと出ていました!
ボーカル入りのバンド、リコーダーを使っているバンドやホイッスルを取り入れたバンドなど、ユニークな発想がたくさんあって面白かったです!
演奏ではありませんがユニークといえばMC!!
MCはノリノリのトークや、英語でトークなど、これまたバンドの個性が感じられて楽しかったです!
しかしこれも裏を返せば、演奏だけでなくステージをどのように構成し何をアピールするかを考えさせられ、プロ志向な考えかもしれませんが、自分達だけが楽しいステージではなくオーディエンスも引き込んで会場全員が楽しめるステージ作りを目指してほしいと思います。
と、えらそうに言ってますが、私も自身もまだまだ ”GET BETTER” !!より良いものを見出して歩んでる最中です。。。
結果!!!
どのバンドも上手い!!というのがまず一番の感想です!!
そして結果発表は、12回国際ジャズオーケストラフェスティバル結果速報をご覧ください!
さまざまな賞があり、👑Get Better チャンピオン(課題曲優勝)👑Unique Selection チャンピオン(自由曲優勝)、👑Stellar Jam チャンピオン(総合優勝)をはじめ、個人賞やCJC(カリフォルニアジャズ大学)賞、ステラジャム ノミニー6(ベスト6)が発表されています!
ステラジャムでは審査員は6名で、最高点と最低点はカットされ中間4名の合計点で審査されます。
公平性が保たれたとても優れた審査方法だと思います。リアルタイムコメントもJAPAN HEARTLY TOURSサイトで公開されています!
最後に、、、
このコロナ禍で思うように練習できなかったり、初めての大舞台という声も多々耳にしましたが、どのバンドも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました!!
そして何より生演奏って贅沢だなぁって、つくづく思いました♪
これからも "Get Better" を合言葉に、さらなる極みを目指してほしいと願います!!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨
New Forest Jazz Orchestra(東北大学)が興味深い動画を作成していましたのご紹介させていただきました!
演奏とリアルタイム・コメントがうまく編集されていて、まさにステラジャムってこんな感じなんです!という雰囲気の動画です。
演奏もこうやって聴くと、会場とはまた違って聞こえるので面白いです。