第38回ジャパンステューデントジャズフェスティバル【レポート】

こんにちは🎷枡田咲子です😃

今年は8月18〜20日に『第38回ジャパン・ステューデント・ジャズ・フェスティバル』が神戸文化ホールで開催され、高校生の部の審査員として参加させていただきました。

そして前回に引き続き、高校生の部1日目では講評を務めさせていただきました。

講評は、どのバンドもとてもよく練習されていて、ステージでは演奏を楽しんでいる様子が伝わってきて、何を言えばよいのかと迷ってしまうものですが、今後の演奏やバンドが上達していく上で何かヒントになればよいかなと思ったことを述べさせていただきました。

そして、どのバンドも熱のこもった演奏が素晴らしかったのが印象に残っています。

思ったこと

昨年のレポートにも書いたかもしれませんが、

どのバンドがどの曲を演奏するのか?ということや、パンフレットに載っている出演校のプロフィールを見るのが楽しみです。

講評(各校への)を書いているとしっかり聞けてないこともあるのですが、演奏後の学生のインタビューも楽しみなんです。

今年は、『練習した』『合宿した』『楽しかった(演奏後)』の声がたくさん聞けて嬉しかったです。

ここ数年はパンデミックで思うように練習ができない、など生活や練習に支障が出ていたと思いまが、ようやく元に戻りつつあるのかなと実感できました。

でも部員が減ってきているという問題は続いているようです。コロナや少子化、現在では楽器の高騰の影響もあるかもしれませんが、できる範囲でジャズ・バンドが続けてもらいたいと思います。

ビッグ・バンドは通常17人編成ですが、管楽器が7人(+リズムセクション)でラージ・アンサンブルということができます。

人数が少ないので迫力はビッグ・バンドには劣りますが、ナイン・ピースやテン・ピース(管楽器が6パート+リズムセクション3〜4パート)で、ビッグ・バンドとほぼ同じアレンジができると言われています。

つまり、管楽器が6パートがそろえばそれ相応のバランスで曲は演奏できるんです!!

逆に人数が少ない分、ひとりひとりの演奏技術が問われるのでアンサンブルのレベルは難しくなります。

なので、私にとって人数が多い少ないは関係なく、バンドとしてバランスがよい音で演奏できているかが重要だと考えています。

『ブラス・セクションしか聞こえてこない』というのがよくあるんですが、サックス・セクションとブラス・セクションのバランスこそが大事!だと思います。

今年のゲスト・バンド

そんな3日間にわたり行われた『第38回ジャパン・ステューデント・ジャズ・フェスティバル(SFJ)』では、

初日は『広瀬未来 & SJFリユニオンバンド』・・・日本を代表するトランペット・プレイヤー広瀬未来さん率いるビッグ・バンドで、SFJ 出身で関西でジャズシーンを担う若手のプレイーで結成されたスペシャルバンドが登場!

2日目は『古谷光広 KOYO Funk / Fusiojn Band』・・・日本を代表するサックス・プレイヤー古谷光広さんリーダーで、私が講師を務めている神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校のジャズコースで授業を担当する講師陣で組まれたバンドが熱演!

それと、『伊波秀進& The Big Band of ROGUES(東京キューバンボーイズJr.)』・・・東京六大学ビッグバンドOBを中心に結成されたバンドでラテンやラテンジャズと幅広いレパートリーで活動中のバンドの演奏が繰り広げられました。

3日目は、『広瀬未来 KOYO JAZZ MASUTERS featuring 小川慶太』・・・神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校の講師陣に同校卒でグラミー賞を3度受賞のパーカッショニストでドラマーの小川慶太さんが加わったスペシャルバンドの演奏。と、なんと私もピアニストとして初参加させていただきました!素晴らしいメンバーに囲まれて演奏できて幸せでした〜

そして3日目最後のゲスト演奏は『野々村明&ザ・グローバル・ジャズオーケストラ with 近藤和彦(A.Sax)』・・・関西のビッグバンドといえばグローバル! 私もだいぶお世話になっている野々村明&ザ・グローバル・ジャズオーケストラ は、今年はアルト・サックス奏者の近藤和彦さんがゲストで登場!

ゲスト演奏は、学生の皆さんが気軽に聴けるところが今後の発展にもつながる取り組みになっていると思います!

さいごに

今年も無事にこのフェスティバルが開催できたことを嬉しく思います。

また、このような場に審査員として参加させていただき感謝です。

舞台裏では色々な方々がサポートがある、また出演バンドの学生もスタッフとして手伝っていたりしています。

今年は『神戸ジャズ100周年』ということで、ジャズにご尽力なさってきたJAJE理事長の日下雄介先生が神戸新聞文化賞を受賞される場に立ち会えて光栄でした。

まだまだ引き続きこのジャズの歴史が繋がっていけるように願い、私も何かできればと考えていきたいと思います。

最後まで読んでんくださりありがとうございました✨

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