3way close(メロディック&ハーモニック・テンション)【No.8 ボイシング 】

こんにちは🐧枡田咲子です😃

今回は、3way close ボイシングで、メロディーにテンション、そしてボイシング内にもテンションを入れる方法をみていきましょう!

なかなか悩ましい選択になりますが、、、

コード・ネームにメロディー以外のテンション・ノートが指定されている場合と、特に指定がない場合をみていきましょう!

メロディック・テンションとハーモニック・テンションについては、こちらの記事をご覧ください。
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コード・ネームにテンション・ノートが指定されているとき

以下のように、メロディー以外のテンション・ノートがコード・ネームに記されているとき、

例1:C7(#11)

3パート(M&Hテンション).001

まずはトップ・ノートから4way close ボイシングを作ります。このとき、指定されているテンションがコード内に入るようボイシングします。

そして3way close ボイシングにします。(3way close ボイシングの基本はこちらをご覧ください。→3way close(テンションなし)【No.5 ボイシング 】

3パート(M&Hテンション).002

そしてどのボイシングを選ぶか!?

  • omit 2 → 7th(第7音)を省くため、C7(#11)またはCmaj7(#11)のような響きになります。
  • omit 3 → #11thを省くためハーモニック・テンションがなくなります。3パートの場合、コード・ネームには書かれていても、ドミナント7thサウンド(3rdと7thをいれたボイシング)を選択することも可能です。ハーモニーはC7(9)の響きになります。
  • omit 4 → 3rd(第3音)を省くますが、7thと#11thの組み合わせでC7(#11)かな?と想定できる響きになります。#11thはm7コードで使わないことや、m7(♭5)コードで9thをあまり使わないことから、C7(#11)である可能性を連想できることが多いでしょう。

 

もうひとつの例をみてみましょう。

例2:C7(♭9♭13)

3パート(M&Hテンション).003

まずはトップ・ノートから4way close ボイシングを作り、指定されているテンションをコード内に入れてから、3way close ボイシングにします。3パート(M&Hテンション).004

そしてどのボイシングを選びますか!?

  • omit 2 → 3rd(第3音)を省くので不協のようにも聞こえますが、トップ・ノートの♭13thとハーモニック・テンションに♭9thが入っていることからC7(♭9♭13)のような響きにはなります。
  • omit 3 → ♭9thを省くためハーモニック・テンションがなくなります。トップ・ノートに♭13thが鳴っているのC7(♭13)と安定したドミナント7thコードの響きがえられます。
  • omit 4 → 7th(第7音)を省き、ボイシングの一番低い音が♭9thなので、このままの状態だと不協和音に聞こえます。(オープン・ボイシングにすると解決します。)響きはomit2 と同様、♭13thと♭9thが鳴るためC7(♭9♭13)の響きと想定できます。

    それで、どれを選ぶか?これは、前後のボイシングなどからスムーズに進行するものを選ぶとよい、、、としか言いようがないのです。コード進行によっては、3rdを省いたボイシングでも『m7である』とか『maj7』であるように聞こえます。(例:II-V進行のとき、V7で3rdを省いでもV7のように聞こえる。。。みたいな。)

    テンション・ノートが指定されていないとき

    前回と同様で、テンション・ノートが記されていないコードであっても、ハーモニー(内声)にテンション・ノートを入れることができます。(無理に入れる必要もありませんが、、、前回の記事はこちら→3way close(ハーモニック・テンション)【No.7 ボイシング 】

    例1:Cmaj7

    コード・ネームにテンションの指定はありませんが、内声の5thを13th(ハーモニック・テンション)にする方法です。

    3パート(M&Hテンション).005

    ハーモニック・テンション13thにアレンジした4way close ボイシングから3way close ボイシングを作ります。

    3パート(M&Hテンション).006

    どのボイシングを選ぶか!?

    • omit 2 → maj7thを省いているので、Cmaj7かC7かの響きに聞こえます。それぞれの音の間隔が完全4度になるので、4thボイシングの響きが特徴になります。(4thボイシングの響きは特徴的で、4way close でこの響きは作れません。)
    • omit 3 → 13thを省きボイシング内に3rdとmaj7thが含まれるので、Cmaj7(9)の響きになります。(せっかくル13thにアレンジしたのに、、、というボイシングになってしまいます。)
    • omit 4 → 3rd(第3音)を省きますが、maj7thが入っているのでCmaj7(9)の響きと想定できます。(m(maj7)コードは特徴的で使われるシーンが限られることが多いため、maj7コードと聞こえるでしょう。)

      例2:Cm7

      これもコード・ネームにテンションの指定はありませんが、内声のRootを9th(ハーモニック・テンション)にする方法です。(マイナー7thコードで11thがトップ・ノートのときは、基本m3rdを省きます。ここではm3rdを省いた方を使っています。詳しくはこちらをご覧ください→m7コードで作る4way close【No.3ボイシング 】

      3パート(M&Hテンション).007

      そして、ハーモニック・テンション9thにアレンジした4way close ボイシングから3way close ボイシングを作ります。

      3パート(M&Hテンション).008

      もともとm3rdが入っていないので、sus4コードのようなサウンドになります。

      なので、どれも同じような響きになりますが、、、Omit3 は7thが入っていないので、できれば7thが入っている Omit2 か Omit4 が適することが多いのでは?と思います。

      この中ではOmit4 は、メジャー・トライアドになるので、B♭/C の響きになります。これはトライアディック・ボイシングとか言ったりします。

      またコードネームを、B♭/Cと書きかえてしまえば、アッパー・ストラクチャー・トライアドといったボイシングにもなります。3way close ボイシングならではのボイシングです。

      でも結局は、前後のボイシングがどうなっているか、その流れが重要になので、どれを選ぶかはアレンジャー次第になります。

      まとめ

      3way close ボイシングでメロディック・テンションにハーモニック・テンションを入れる、なんて悩ましい。。。というのが、この3パートです。

      3パートの場合、ハーモニック・テンションは無理に入れなくても良いと私は考えます。何よりハーモニーが綺麗に鳴るか流れるかが大切なので、コード・ネームにテンションが書いてあっても入れる必要はないと思います。

      となると、4パートはなんて作りやすい!!ということになりますね☺️

      次回はオープン・ボイシングの方法をアップしようと思います!

      最後まで読んでくださりありがとうございました✨

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