バック・グラウンドを作る其の2【ビッグバンド・アレンジ編 No.4】

こんにちは🍀枡田咲子です😃

今回はメロディーのうしろで流れるバックグランドを、

  • 5パート・スプレッド・ボイシング

で、コード1つにつき1つのボイシングを作る方法です。

それとボイシングのトップ・ノートをどの音を選べばよいか、メロディーと合わせて考えていきましょう。

あくまでも『実際に演奏することが前提』で、個人的見解をお伝えしていきます!

スプレッド・ボイシングの作り方はこちらをご覧ください。

メロディーと同じ音をトップ・ノートにしたボイシング

スプレッド・ボイシングは一番作りやすい5パートで考えてみましょう。

5パートはトップ・ノートの高さの設定がしやすく、安定した響きが作りやすいのでおすすめです。

それでは、ボイシングのトップ・ノートにメロディーと同じ音を選んだ例をみていきましょう。メロディーが高い音域にあると作りやすいです。

ではメロディーが低い場合は!?

これも同じように作ることができます!ただしメロディーと同じ高さにリードを置く場合はロー・インターバル・リミットに気をつけましょう。

 

メロディーが低くてうまくいかない、、、というときは、ボイシングのトップ・ノートをオクターブ上げるという方法もあります!

メロディーがバック・グラウンド全く別の動きをしているので、ボイシングのトップ・ノートがメロディーより高い位置にあっても問題ありません。

メロディーが低いときは5パートではなく4パートのスプレッド・ボイシングも使いやすいと思います!

メロディーと異なる音をトップ・ノートにしたボイシング

メロディーと違う音をトップ・ノートにする場合は、スプレッド・ボイシングのトップ・ノート(リード)がメロディーの音と不協にならいような音を選びます。

これはメロディーとより低いところでバックグランウドが鳴るようにボイシングした例です。

この例はメロディーとより低いところでバックグランウドが鳴るようにボイシングしました。

もしメロディーの音域が低い、、、というときは先ほどと同様にボイシングのトップ・ノートをメロディーより高いところで鳴らすこともできます。

このように使えるテンションを選ぶこともでき、この例ではボイシングのトップ・ノートは同じ音で統一してみました。

同じ音での統一すると、ボイシングは動きがないようにの聞こえます。それと対照的にメロディーは動くので、メロディーが埋もれることなく聞こえやすくなると思います。

もちろんトップの音は統一しなくても大丈夫です!バックグラウンドのトップ・ノートはガイド・ライン(裏メロのような)でメロディーとバランスをとると綺麗なサウンドになると思います。

まとめ

メロディーのうしろで鳴るバックグランドを5パート・スプレッド・ボイシングをつくる方法でした。

ポイントはボイシングのトップ・ノートを

  • メロディーと同じにする
  • メロディーとは違う音にする

というところです。

メロディーと同じ音を選びたいけど、メロディーの音域が低いときは、ロー・インターバル・リミットを超えないように気をつけましょう。バックグラウンドのトップ・ノートを1オクターブ上げる方法があります。

メロディーと違う音を選ぶ時は、コード・トーンまたはテンションから選び、不協にならない音を選びましょう。バックグラウンドのトップ・ノートはメロディーより低いところ作ると響きが安定して考えやすです。まずはおすすめの方法です。

メロディーの音域が低い場合は、メロディーより高い音をバックグラウンドのトップ・ノートにすることもできます。メロディーが埋もれてしまわないように気をつけてくださいね。

次回は、メロディーのうしろで鳴るバックグランド其の3!5パート・スプレッド・ボイシングのバックグラウンドをアレンジする方法です!

最後まで読んでくださりありがとうございました✨

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