5パートでスプレッド・ボイシングを作ってみよう【No.1】

こんにちは⛄️枡田咲子です😃

ボイシングが続いています〜

スプレッド・ボイシングって!?

英語で書くと、Spread  Voicing。

スプレッドは、”広がる”とか”開く”などの意味があります。

ということでスプレッド・ボイシングは、1オクターブ以上で作るオープン・ボイシングの1つです。

今回は5パートで基本的なボイシングの方法と注意するポイントをみていきましょう!

ボイシングの方法

まず、スプレッド・ボイシングはの特徴は、最低音にはルートを置きます。

4~6パート(かんばれば7パートとかも?)で作ることができ、ボイシング内に同じ音を使うことも可能です。

今回はバラスンよく作りやすい5パートの例でみていきましょう。

【作り方】

① トップ・ノート(リード)を決めます。

② コードのルートを最低音に置きます。(ベースとしての役割が大きいので、低音域におきます。)

③ ボイシングの低音2音間の音程は5~10度以内にします。

④ その他の音と音の間隔は2~7度以内にします

スプレッド・ボイシング.002

4パートでも6パートでも方法は同じで、低音2音間のみ5〜10度以内でその他は2〜7度以内でボイシングします。

 

そのほかに以下のようにも考えることができます。

スプレッド・ボイシング.003

① 高音域に密集したボイシング。

② 低音の2音が完全5度で、少し力強い響きのボイシイング。

③ コードの第5音( Cmaj7の Gの音)を省き、maj7(トップ・ノートから1つ低い音(B)とルートの上の音(B))をダブリング(重複)させた例。

④ 最低音を更に低音域に置くと重厚感のあるサウンドになります。(このボイシングはトップ2音間が完全5度で少しキツく聞こえます。)

完全5度の音程は、パワー・コードとも言い『力強い』『キツく聞こえる』印象をもたらします。パワフルなサウンドがほしいときや曲調など効果的に使えるとかっこいいのがパワー・コードです!

注意点!

以下のボイシングはどうでしょか?

スプレッド・ボイシング.005

使っている音が間違っているわけではありませんが、どれもよくないボイシングです。

詳しくみていきましょう。

スプレッド・ボイシング.004

①~② 低音2音以外の間隔が10度離れている。(2~7度以内ではない。)

③ 低音2音が11度以上離れている。(低音2音間は5~10度。)

④ ロー・インターバル・リミットを超えている。(全ての音の間隔は作り方通りでも、ロー・インターバル・リミットを超えないで作りましょう。)

同じコードでもボイシングで響きがだいぶ変わることがあります!コード進行より実はボイシングで良いアレンジになったりします!

ロー・インターバル・リミットについて詳細は以下の記事をご覧ください。

まとめ

今回は、スプレッド・ボイシングの基本的な作り方と注意点でした。

ボイシングの方法は、

  • 低音2音間の音程は5〜10度以内
  • その他の音の音程は2〜7度以内

です。4パートでも6パートでも作り方は同じです!

注意点は、

ロー・インターバル・リミットに注意!!

この1択!という気もしますが、うっかりすると内声でオクターブ以上空いていた、なんてこともあったりするので各音の音程に気をつけましょう!

最後まで読んでくださりありがとうございました✨

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