バック・グラウンドを作る其の1【ビッグバンド・アレンジ編 No.3】

こんにちは🍀枡田咲子です😃

今回はメロディーのうしろで流れるバックグランドです。

まずは作りやすいボイシング、

  • 4ウェイ・クローズド/オープン・ボイシング

で、コード1つにつき1つのボイシングを作っていきます。

4ウェイ・クローズド/オープン・ボイシングは、オーケストレーションがしやすく、安定したコードの響きを得ることができます。

それと合わせてボイシングのトップ・ノートをどの音を選べばよいか、メロディーと合わせて考えていきましょう。

作り方についていはこちらをご覧ください👇

これまで通り、『実際に演奏することが前提』で、個人的見解をお伝えしていきます!

メロディーについてはこちらの記事をご参考ください。

メロディーと同じ音をトップ・ノートにしたボイシング

4way クローズド・ボイシング

ボイシングのトップ・ノートにはメロディーと同じ音を選びます。(メロディーが動いている場合は、コードが鳴るタイミングと同じ音を選びます。たいてい拍の頭の音になると思います。)

メロディーと同じ音をトップ・ノートにするとメロディーが明確に聞こえやすくなります。(とくに歌入の曲だとボーカリストは歌いやすいと思います。)

 

4way closed ボイシングはルートはベースで鳴っていることが前提です。ボイシングの最低音にルートではなくても問題ありません。

4way オープン・ボイシング

メロディーがある程度高い音域にあり、そのメロディーと同じ音でボイシングすると、全体の音が高音域に集中します。

音域を分散させたい、または使う楽器との音域が合わない場合はオープン・ボイシングを使うと綺麗なハーモニーが作れます。

メロディーと異なる音をトップ・ノートにしたボイシング

メロディーと違う音をトップ・ノートにする場合は、使えるテンションを含むコード内の音を選びます。

この例はメロディーと3度ではもる音をトップ・ノートにして4 way close ボイシングしました。

最後のA♭maj7のボイシングは、トップ2音が短2度の不協和音になるのでおすすめではありません。

ただしメロディーと同じタイミング(この場合は2小節目の4拍裏)で鳴らせば、メロディーと合わせたボイシングに聞こえるため問題なくなります。トップ2音がメロディーの C とボイシングのトップ・ノート A♭となり不協ではなくなります。(メロディーがボーカルの場合はそれでも避けた方がよいでしょう。)

こんな悩ましい場合は、メロディーと同じ音など違う音を選べば解決します!

例はクローズド・ボイシングでした。。。もちろんオープン・ボイシングにもできるので、いろいろ試してみてください!

まとめ

メロディーのうしろで鳴るバックグランドを4wayクローズ/オープン・ボイシングつくる方法でした。

ポイントはボイシングのトップ・ノートを

  • メロディーと同じにする
  • メロディーとは違う音にする

というところです。

メロディーと違う音を選ぶ時は、コード・トーンまたはテンションから選びます。

メロディーと不協にならない音を選びましょう。メロディーと綺麗にはもる音(3度下など)を選ぶこともできます。

次回は、メロディーのうしろで鳴るバックグランド其の2!5パート・スプレッド・ボイシングです!

最後まで読んでくださりありがとうございました✨

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