こんにちは🌾枡田咲子です😃
ダイアトニック・コードでのファンクションについて。
ファクンション(英:fuction)は”機能”という意味があります。
ここでいうファンクションとは、そのコードがダイアトニック・コードの中で持っている役割のことです。
ファンクションを知るためには、ディグリー・ネームを知る必要があります。
ダイアトニック・コードのディグリー・ネームについてはこちらをご覧ください。
もくじ
基本のファンクション
メジャー・キーのダイアトニック・コードでは、3つのファンクションがあります。
- トニック(Tonic)
- ドミナント(Dominant)
- サブドミナント(Subdominant)
ファンクションは、そのコードのルート音がスケールの何番目かで決定できます。
トニック(英:tonic)
スケールの1番目の音をルート音にもつコードが、トニック・ファクンションです。(トニックには、”主音”という意味があります。)
Cメジャー(3和音)
Cメジャー(4和音)
ドミナント(英:dominant)
スケールの5番目の音をルート音にもつコードが、ドミナント・ファクンションです。(ドミナントには、”第5音”という意味があります。)
Cメジャー(3和音)
Cメジャー(4和音)
サブドミナント(英:subdominant)
スケールの4番目の音をルート音にもつコードが、サブドミナント・ファクンションです。(サブドミナントには、”第4音”という意味があります。)
Cメジャー(3和音)
Cメジャー(4和音)
ダイアトニック・コードのファンクション
上記『ファンクションの基本』から、
- I がトニック
- V がドミナント
- IV がサブドミナント
となりました。
その他のダイアトニック・コード II、III、VI、VII は、そのコードの構成音によって、トニック、ドミナント、サブドミナントにわけることができます。
- トニックは安定した響きが特徴で、そのスケールの第4音をコード・トーンに含みません
- ドミナントはとても不安定な響きです。そのスケールの第4音と第7音をコード・トーンに含みます。
- サブドミナントは少し不安定な響きです。そのスケールの第4音をコード・トーンに含みますが、第7音は含みません。
VIIm7(♭5) は、ドミナントとサブドミナント・ファンクションを持っています。
これはコード進行によって決定することができますが、ダイアトニック・コードのみの進行の場合はドミナント・ファンクションとして考えることが多いです。
ドミナント・ファンクションは、I(トニック)に向かおうとする性質を持っています。
まとめ
メジャー・キーのファンクションには、トニック、ドミナント、サブドミナントの3つにわけることができます。
ファンクションは調に関係なく、そのダイアトニック・コードの順番で決定します。
Dメジャー(3和音)
Dメジャー(4和音)
ファクンションはその役割の意味をコード進行上でも発揮します。
例えば、ドミナントはトニック(1番目)に向かう性質があり、トニック(1番目)に向かうとスムーズなコード進行になります。
ドミナントが1番目以外のトニックに進行したり、その他のファンクションに進行すると、まだコード進行が続くような響きをもたらします。
同じファンクションが続くコード進行だと、コード進行感が弱くなり単調な響きになってしまいます。
ファクンションについて、考え出すと奥深く面白いのですが、とらわれすぎると迷路に入ってしまい前に進めなくなってしまいそうなトピックです。
I がトニック、Vがドミナント、IVがサブドミナントと、まずは程よく覚えておくことをおすすめいたします!
さいごまで読んでくださり、ありがとうございました✨