それって不協和音?コード・タイプと音程について

こんにちは🍀枡田咲子です😃

不協和音って?ぶつかるって?

ざっくり言うと、

何音かを同時に鳴らしたときに、綺麗に聴こえない和音(コード)を不協和音といいます。

理論上で説明すると、短2度/短9度の音程を作ると不協和音になります。

今回は、それぞれの音程、コード・タイプの聴こえ方や扱い方のイメージをまとめていきます。

各音程のイメージ

音程の響きのイメージは、

  • 短3度、長3度、短6度、長6度(安定感のある音程)
  • 完全5度、完全4度(安定していて、力強い)
  • 長2度、長7度(やや不安定)
  • 増4度、減5度(不安定な音程)
  • 短2(不協を作る音程)

不協和音を作る音程は短2度です。

コードにすると1オクターブと短2度(短9度)になることが多いです。(ちなみに2オクターブと短2度、3〜オクターブと短2度でも、もちろん不協になります。)

音程とコードのイメージ資料.001

短2度は不協を作る音程ですが、コード・タイプやボイシング次第で不協とはなりません。内声に使えたりと、必ず不協になるわけではありません。

音程とコードのイメージ資料.003

基本、トップ・ノート(一番高い音)と短2度/短9度の音程を作ると不協になります。

音程とコードのイメージ資料.004

テンション♭9

テンション♭9を使うと、ルートと♭9で必ず短9度の音程ができます。

これはドミナント7thコードが持つ第3音と第7音のトライトーンと使うことで成立します。

ルートと♭9は不協音程ですが、ジャズではよく使われるコードです。

音程とコードのイメージ資料.002

コンテンポラリー・ジャズになると、トライトーンを使わず♭9を使ったりするテクニックももあります。と、いろいろな可能性を秘めた短2度・短9度ですが、どの響きが不協に聴こえるのか?!ここで使えば不協でもOKという感覚も大切です。実際は理屈だけではないのが音楽の楽しいところですね〜

各コード・タイプのイメージ

コード・タイプは、どの音をコード・トーンにするのかで決まります。

コード・トーンはコードを構成する音なので、コード・トーンのみで不協和音になることはありません。

コード・トーンにテンション・ノート(9th, 11th, 13thなど)を加えたとき、テンション・ノートがコード・トーンとぶつかって不協和音になることがあります。

コード・タイプの響きのイメージは、

  • maj7、m7、6(安定感のあるコード)
  • m6、m(maj7)(安定感はあるが、特徴的な響きをもつコード)
  • 7sus4(安定感はあるが、曖昧響き)
  • 7(やや不安定なコード)
  • aug7、m7(♭5)、dim7(不安定なコード、特徴的な響きをもつコード)

ドミナント7thコードは、やや不安定としましたが、ドミナント・レゾリューション(解決)するとスッキリ聴こえることが多いです。(これもケース・バイ・ケースですが。。。)

sus4コードは第3音を使わないので、メジャー感やマイナー感のなり曖昧な音程と言われています。

コード・トーンについて
  • 第3音は、メジャー・コードかマイナー・コードかを決める、コード・トーンで最も重要な音です。

音程とコードのイメージ資料.005

  • 第7音は、7かmaj7 を決める音で、4和音では重要な音です。
音程とコードのイメージ資料.005
音程とコードのイメージ資料.007
  • ルートは、コード・ネームを決める重要な音ですが、コード・タイプ(響き)に関わる音ではありません。
  • 第5音は、コードをサポートする音として考えられ、コード・タイプを表す特徴的な音ではありません。

第5音は、♭5や#5のように変化すると特徴のあるコードになりますが、よく使う基本のコードに入りません。

よく使う基本のコードとは、maj7, 7, m7 のことです。

 

まとめ

    音程とコード・タイプの響きをまとめてみました。

    不協は短2度!

    でも使い方によっては、短2度でもよかったり、、、と結局どうなの?と思われた方へ

    こればかりは、経験となってしまいます。。。

    『答えはこれ』と、いかないところが音楽の魅力でもあったりします。

    まだまだ研究の余地あり!といったことは私にも次々とでてくるもので、、、まぁ、それが楽しかったり!?まぁ理論オタクでしょうか😅

    最後まで読んでくださりありがとうございました✨

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