作曲家の裏話? no.3【李祥太さん】

こんにちは🎹枡田咲子です😃

国内ジャズの２大拠点・東京と関西の交流を図るビッグバンド企画 "Brilliant Corners 2021 Kobe - Tokyo"で、ご一緒した作曲家の皆様ご紹介です！

作曲家の裏話 No.３ は、

同じ関西・神戸組の作曲家・李祥太さんです！

そして李さんの曲の作り方には驚きがいっぱいでした！！

ご存知ですか？

兵庫県神戸出身の李祥太（りしょうた）さんは、甲南中学・高校のジャズバンド「甲南ブラスアンサンブル」にてジ ャズピアノ・ビッグバンドジャズに出会われます。

そして2001 年のスチューデント・ジャズ・フェスティバルでは 個人賞を獲得！！

スチューデント・ジャズ・フェスティバルはビッグ・バンドのコンテストで、最近私は審査員をさせてもらってますが本当にレベルの高いコンテンスなんです！その個人賞を受賞されているとは、学生時代からその才能を発揮されていたんですね！

その翌年には、アメリカのバークリー音楽大学のサマープログラムに招待生(全額授業料免除) として参加されてます。

その後、甲南大学進学されビッグ・バンドやスモール・グループなど形式を問わず、関西のライブハウスを中心に精力的に活動されています。

 作曲家のあるある話

其の一”何使ってる？”

定番のお話、『フィナーレ』か『シベリウス』どっち使ってますか？

李さんも私と同じくフィナーレ・ユーザーでした！そしてスコアは横向き！私も大学時代は横だったのでなんだか新鮮！

私は最近ずっと縦向きでスコアを作っています。A4 サイズ（家庭用プリンターなので）で横だと音符が小さくなってしまうからです。。。

A3 なら横向きの方が小節数がたくさん入って効率がよさそうですね〜

そして思い出した！スコア横向きき時代のこと！

ナゼ横だったかというと、大学当時に使っていたスコア用紙が横向きだったからです。そしてスコアは手書きです！手書き！！もちろんパート譜も手書き！！！

便利な世の中になりました〜☺️

其の二どうやって作る？というか、私には無理。。。

李さんとはリハーサル前に、曲の進捗具合をお話したことがありました。これがリハ約１ヶ月半前くらい？

どんな感じが尋ねると、李さんは『これからです！』と、、、

私は書くのが遅く余裕がないと作れないので、ちょこちょこ書き進めていたんですが、これからどうやって作るのー！？と、もう衝撃でした！！

そして ”Wind Suite” は リハをしながら曲を仕上げてく様子はとても印象的でした。

＃１のオーケストレーションがとっても綺麗でさすがだなぁ〜というアレンジです！

＃２はベースがフューチャーで、バリトン・サックス・ソロも印象的です！

そしてここだけの話、、、なんとも自然に聴こえるテーマが実はトリッキー。目瞑ってできるって李さんはおっしゃってましたが、、、私、ロストしそうなんですけど、、、😅やっぱり作曲家！何か仕掛けてきますよね〜

＃３はピアノ・ソロから始まるハーモニーがとても美しいバラードです。今回の公演で唯一、貴重なバラードです！

そして ”One, Two, Three" は、ジャズ・ファンにはたまらない１曲ではないでしょうか！

コンボのような臨機応変さを取り入れたビッグ・バンド曲で、これは李さんのコンダクト下でないと作り上げることができないまさにオリジナル！！

そしてバンドをまとめるのがとても上手いんですよね〜。

回をこなすごとにアップ・グレードする李さんのオリジナル曲は、ぜひ！東京公演の収録配信をご覧いただければと思います！

さいごに独り言

それにしても李さん、普段からお忙しい方なのに、、、

あのような曲をどうやって早々仕上げるているんだろう？？？ホントに謎です。。。

でもなんといっても、バンドとのコミュニーケーションから作り上げる方法を強させてもらいました！

実は私は、今回の新曲”Levitation” にだいぶ苦戦しまして、、、しかも、この曲の前にボツ作品が２曲ほど。。。

でもボツ曲でも一部使ってリメイクすることもあるので、いずれ発表出来る時がやってくるもしれません。

ちなみに、”心 ~Ko Ko Ro~”のサビは数年放置されたフレーズでしたwww

さいごまで読んでくださりありがとうございました✨