こんにちは🎺枡田咲子です😃
早くもこんな季節に🍃今年は9月8日〜9日に『第13回国際ジャズ オーケストラ フェスティバル 〜ステラジャム〜』が河口湖ステラシアターで開催され、昨年に引き続き審査員として参加させていただきました。
大学生バンドから小中高生バンドの総勢33バンドが出場!熱気に満ち溢れた素晴らしい演奏が2日間にわたって繰り広げられました!!
"Get Better" みんなで上手くなろう!という他団体との順位を争うことではなく上達優先の教育イベントです。
審査はするのですが、審査の1つに演奏と同時に良かったところやアドバイスを録音するというリアルタイムコメントが特徴です。リアルタイムコメントは全世界に公開されるというオープンなインターナショナル大会となっています。
審査員は各楽器(Tp, Tbn, Sax, Bass, Ds, P)の6名で編成されて、審査得点の最高点と最低点はカットして審査されます。音楽はどうしても好みが出てしまうもので、、、その点をより平等に審査されるようなシステムになっています。
上達しより良いものを目指すことは私自身にも言えることで、この大会を通してまた色々と勉強させていただきました!
この大会の総合プロデューサー黒坂洋介氏の第13回ステラジャム講評はこちらをご覧ください!
まずは課題曲!
今年の課題曲は前回の課題曲作曲もされたウォーリー・ミンコ氏の『TELL ME AGAIN』でした。
ミディアム・スロー・テンポのスウィングにラテンのリズムになるセクションがあって今年もなかなかの難曲でしたね〜。
ステラジャムでの課題曲はその年々に用意されるため、言わば新曲を各バンドが演奏することになります。
聴いたことない曲をスコアからどう読み取って曲を完成されるのか?が、大きなポイントになると思います。
そして今年の課題曲が一番良かったとされるゲットベター・チャンピオンに輝いたのは!?
課題曲ではコダンクター(指揮者)をたてるところが特徴の1つです。
コンダクターは、全体の音量のバランス、ダイナミクスをどうつけるか、どのパートが入ってくるか指示などなど、重要な役割がたくさんあります。バンドをうまくまとめ上げるリーダーというポジションではないでしょうか。
そして上手くバンドをまとめ上げた今年のベストコンダクター賞に輝いたのは!?
でもコンダクトって難しいですよね。私はコンダクトするとき四苦八苦してスコアを見ながら練習します。ピアノだと両手バラバラで動かせるのに、コンダクティングになるとなかなかスムーズに両手が思うように動かないのはナゼ😭もう練習あるのみですね。。。
そして自由曲!!
自由曲はそれぞれのバンドのカラーが出て聴いていても楽しく、ライブに来たかのような気分になってしまうくらいの演奏がたくさんでした!!
ジャズ、ラテン、ファンク、ポップなどバリエーションもたくさんで、王道ビッグ・バンド編成から楽器にエレクトリックなサウンドを取り入れたバンド、ボーカル入りやラップ入りバンドまで、今年も様々な発想がたくさんあり私自身もインスパイアされました!
そして今年の自由曲が一番良かったとされるユニークセレクション・チャンピオンに輝いたのは!?
そして曲と曲の合間には各バンドのメンバーが行うMCもステラジャムならではです!
ノリノリの勢い溢れるトークや、英語や中国語を交えたトークなどからは、バンドの個性が感じられて楽しませてもらいました!
そんなMCも審査対象。演奏だけでなく自分達のステージをどう組み立てるかというところや、観客に魅せるステージ作りができるかというところがポイントになっているのではないでしょうか。
ステージ作りなんてプロ志向な考えかもしれませんが、広い目でみればどうプレゼンテーションするか?というところだと思います。
そんなベストMC賞に輝いたのは!?
結果!!!
今年もどのバンドも上手い!去年より良くなっている!!というのが今年の感想です!!!
そしてステラジャムでは団体賞に、
👑Stellar Jam チャンピオン(総合優勝)
👑Get Better チャンピオン(課題曲優勝)
👑Unique Selection チャンピオン(自由曲優勝)
👑ステラジャム ノミニー7(ベスト7)
個人賞には、
👑Most Impressive (Trumpet, Trombone, Woodwind, Bass, Keyboard, Drummer) Player賞
👑ベストソロイスト賞
👑ベストMC賞
👑ベストコンダクター賞
👑ベストセクション賞
👑CJC(カリフォルニアジャズ大学)賞
と様々な賞があります。
団体賞と個人賞の結果発表はこちらをご覧ください!!
ステラシアターは生音がとても綺麗に響く素敵なホールで、ノーマイク(一部の楽器を除く)での生演奏が素晴らしい!!
そして最後に "Get Better" の観点から今年のひとこと、
質の良い音を目指してほしいと思いました。
私が思う質の良い音とは、
力まかせでないリラックスした状態で、強弱にかかわらずいかに芯のある音を出すということです。
どの楽器にも言えることだと思いますが、上級テクニックだと思います。
でもどのバンドも本当の上手い!ので、さらなる極みを目指してほしいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨