ハーモニック・マイナーのダイアトニック・コード・スケール【No.2】

こんにちは🍀枡田咲子です😃

前回から引き続き、ハーモニック・マイナー・スケールからできるダイアトニック・コードの残りのV7、♭VImaj7、VIIdim7のコードのコード・スケールとそのアボイド・ノートをみていきましょう!

    ここでも少し変わったスケールがでてきますが順番にみていきましょう。

    ハーモニック・マイナーからできるダイアトニック・コードについてはこちらをご覧ください。

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    ハーモニック・マイナーのダイアトニック・コード・スケール【No.2】

    これまでと同じく、ダイアトニック・コードのコード・スケールはダイアトニック・スケールの音のみを使います。

    例ではCハーモニック・マイナー・スケールとそのダイアトニック・コードでみていきます。2-1 ハーモニックマイナー.001Cハーモニック・マイナー・スケールからできるダイアトニック・コードは以上で、【No.1】に続きV7、♭VImaj7、VIIdim7で使うコード・スケールは以下のようになります。

    ※以下のスケールは、メジャー系が赤枠、マイナー系は青枠にしています。

    V7のコード・スケール

    • V7・・・G7のコードスケールは、G Mixolydian♭9♭13 Scale (ミクソリディアン♭9♭13・スケール)

     

    2-2 ハーモニックマイナー.001

    このように、コード・スケールの音はハーモニック・マイナー・スケールと同じ音を使ったスケールになります

    ミクソリディアン・スケールの第2音(9th)と第6音(13th)が半音下がって、ミクソリディアン♭9♭13 というスケールになります。

    ♭VImaj7のコード・スケール

    • ♭VImaj7・・・A♭maj7のコードスケールは、A♭Lydian#9 Scale(リディアン#9・スケール)

    2-2 ハーモニックマイナー.002

    リディアン・スケールの第2音(9th)が半音上がって、リディアン#9というスケールになります。

    ナチュラル・マイナーの♭VImaj7とコードは同じですが、ハーモニック・マイナーからできたダイアトニック・コードであればスケールは変わります。

    マイナー・キーのコード進行で出てくる♭VImaj7 はナチュラル・マイナーのダイアトニック・コード(つまり使うスケールは A♭リディアン)と考えることが多いです。

    VIIVIIdim7のコード・スケール

    • VIIdim7・・・Bdim7のコードスケールは、B Locrian♭4 dim7(ロクリアン♭4 dim7・スケール)

    2-2 ハーモニックマイナー.003

    ロクリアン・スケールの第4音が半音下がって♭4、第7音(♭7th)が半音下がってdim7 で、ロクリアン♭4 dim7というスケールになります。

    dim7コードはアプローチとしてよく使われます。コード進行のdim7コードをダイアトニック・コードとして聞こえさすことは難しいシーンが多いと思います。ということで、このスケールが使われることは非常に稀で、通常dim7コードではディミニッシュ・スケールを使います。

    コード・スケールのアボイド・ノート【No.2】

    アボイド・ノートは不協和音を作る『避けるべき音』のことです。(詳細はこちらをご覧ください→それって不協和音?コード・タイプと音程について

    スケール内にアボイド・ノートと表記していますが、実際のコード(ボイシング)で使うと不協和音になります。メロディーやアドリブなど経過音としては使えます。

    以下のスケールの表記で、S2などのSはスケールの略で、 S2はスケール上の2番目、S4はスケール上の4番目という意味で表記しています。

    ちなみに、メジャー・スケールの音を基準に1、2、3、4、5、6、7と数字をつけています。メジャー・スケール音より半音低い音には♭をつけて表記しています。(念の為、7だけmaj7(長7度)を意味するM7と表記しています。)

    V7:ミクソリディアン♭9♭13・スケール(Mixolydian♭9♭13)のアボイド・ノート

    ミクソリディアン♭9♭13・スケールのアボイド・ノートは4th(第4音)です。

    4th(第3音)は、スケールの音を3度ずつ積んでコードにするとコード・トーン3rd(第3音)と短9度(不協)の音程をつくるのでアボイド・ノートになります。

    2-2 ハーモニックマイナー.004-1

    そして、第5音(5th)と第6音(♭13th)はコンディショナル・アボイド・ノートです。

    ボイシングをするとき、どちらかがアボイド・ノートになります。

    詳細はこちらの記事をご覧ください。

    ♭VImaj7:リディアン#9(Lydian#9)のアボイド・ノート

    リディアン#9・スケールにはアボイド・ノートはありません。

    2-2 ハーモニックマイナー.005

    コード・トーンと不協(短9度)の音程を作るテンションはありません。

    しかし、#9thのテンションはボイシング時には必ず第3音(3rd)より高いところで鳴らないと不協に聞こえてしまいます。

    また#9thと13thがトライトーンになるため、この2つのテンションを同時に使うのか?というところはアレンジ次第かもしれません。

    VIIdim7:ロクリアン♭4 dim7(Locrian♭4 dim7)のアボイド・ノート

    ロクリアン♭4 dim7・スケールのアボイド・ノートは♭2nd(第2音)と♭4th(第4音)です。

    ♭2th(第2音)は、スケールの音を3度ずつ積んでコードにするとルート(根音)と短9度(不協)の音程をつくるのでアボイド・ノートになります。

    ♭4th(第4音)は、スケールの音を3度ずつ積んでコードにするとコード・トーンm3rd(第3音)と短9度(不協)の音程をつくるのでアボイド・ノートになります。

    2-2 ハーモニックマイナー.006-3

    まとめ

    今回はハーモニック・マイナーから作るダイアトニックのコード・スケール V7、♭VImaj7、VIIdim7 でした。

    まとめると、

    • V7 のコード・スケールはミクソリディアン♭9♭13・スケールで、アボイド・ノートは第4音、コンディショナル・アボイド・ノートは第5音と第6音
    • ♭VImaj7 のコードスケールはリディアン#9・スケールで、アボイド・ノートはなし
    • VIIdim7 のコードスケールはロクリアン ♭4dim7・スケールで、アボイド・ノートは第2音と第4音

    です。

    V7以外はあまり使われる印象はないんですが、いかがだったでしょうか?

    次回は、メロディック・マイナー・スケールのコード・スケールとそのアボイド・ノートをみていきましょう!

    最後まで読んでくださりありがとうございました✨

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