こんにちは🎹 枡田咲子です😃
アルバム "Sakiko Masuda Piano Solo" 収録曲、『暁 〜Akatsuki〜』の楽譜が Piascore から発売されました!
5曲で構成されるピアノ小曲集”ひとひ”の1曲です。
この曲はメジャーかマイナーかどっちつかずの曖昧なキーにしたため、コード・ネームではなくスケール名で表記しているところがあります。
Mixolydian(ミクソリディアン)は、ドミナント7thコード、
Aeolian(エオリアン)は、m7 コードと考えても問題ありません。
しかしコードから考えるとアボイド・ノートが入ってるように見えるので、作曲するときに考えたスケール名表記にしました。
5拍子と6拍子が混ざっていますが、意外と聴きやすいと思うので、ぜひ一度聴いてみてください🎶
楽曲情報
作・編曲: Sakiko Masuda
収録アルバム:Sakiko Masuda Piano Solo
販売:Piascore
楽曲分析
楽曲の構成
リハーサル・レター:A, B, C, D
メロディーの構成:a, a', b, a''
リハーサル・レターと楽曲の構成を比べると、A = a、B = a'、C = b、D = a'' とシンプルな構成です。
(A)a セクション
最初4小節はイントロでリズム・パターンを作っています。
このパターンが、D Mixolydian と D Aeolian を繰り返し、メジャーとマイナーを行ったりきたりするようなパターンになっています。
このパターンの上にメロディーが入ってきますが、メロディーは D Mixolydian♭13 スケールで作っています。
(B)a’ セクション
イントロの4小節部分が間奏となり、a セクションと同じくメロディーが入ってきますが、途中から D Mixolydian から G Mixolydian (完全4度上)へ転調します。
G Mixolydian に転調してもメロディーやモード(コード)は、D Mixolydian を移調したものにすることで、曲として安定感を保ちます。(9〜13小節目を完全4度上に移調)
(C)b セクション
6/8拍子で安定した拍子になっていますが、1小節を4分割(付点8分音符を1小節に4つ入れる)することで、4拍子がよぎるようなリズムを使っています。
前半8小節(29〜36小節)は、F Mixolydian メロディーで、後半8小節は、C Mixolydian メロディー へ転調します。
ここも C Mixolydianに転調してもメロディーやモード(コード)は、前半の F Mixolydian を移調したものになっています。(完全5度上に移調)
(D)a'' セクション
リハーサル・レターB (a' セクション)を完全5度上に移調して作っています。
イントロの4小節のリズム・パターンがに戻りますが、DMixolydianではなく A Mixolydianになります。
後半は D Mixolydian(完全4度上)へ転調し、最初の D Mixolydian と D Aeolian を繰り返すパターンへと戻ります。
いろいろ転調していますが、使っているメロディーやモード、コード進行は同じなので、全体はまとまって聴こえるように作曲しています!
参考動画
楽譜は Piascore からご購入いただけます!
いつもと違う雰囲気の曲や新しいタイプの曲をお探の方は、ぜひ一度チェックしてみてください!