リードシートを作ってみよう! No.3-3【Dorico:リピート記号】

こんにちは🍀枡田咲子です😃

今回は『リードシートを作ってみよう』(応用)の『かえるのうた3』の続きで、

  • リピート記号(ダル・セーニョやコーダなど)の入力
  • リピート記号の編集(デザインや配置、サイズの調整など)

についてです。

前回作った『かえるのうた3』の楽譜を使って、記譜モードで入力していきます。

【前回の楽譜】

【今回はここまで作ります】

楽譜の見た目はあんまり変わってないですが、設定が色々ありました。。。

それではみていきましょう!

前回の『かえるのうた3』については以下の記事をご覧ください。

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リピート記号の入力と配置

今回使うリピート記号は、

  • 2番括弧の終わり(13小節目)から9小節目に戻るダル・セーニョ
  • 1番括弧の手前(11小節目の終わり)から14小節目へ進むコーダ

を記入していきます。

リピート記号の入力

入力したい位置の音符、休符または小節線を選択して、

  • 記譜記号ツールボックスの『反復記号』から「ジャンプ記号」または「リピートセクション」から入力したい記号を選択します

例1:13小節目の終わりに D.S. al Coda

 

例2:9小節目のはじめにセーニョマーク(Segno)

小さい!?大きさはこの後調整していきます!

例3:11小節目の終わりにコーダ(ジャンプ記号から選びます)

例4:14小節目のはじめにコーダ(リピートセクションから選びます)

ひとまず入力ができました!

ショートカットを使ったリピート記号の入力方法

入力したい位置の音符、休符または小節線を選択して、

  • ショートカット【shift + R】

ポップオーバーが表示されるので、ボックスにタイプ入力します。

リピート記号の編集

リピート記号の外観・デサイン・位置の設定、サイズの設定方法をみていきましょう。

リピート記号の外観とデザイン

リピート記号の配置は、浄書オプションの『リピートマーカー』で設定できます。

浄書オプション:ショートカット【Mac: command + shift + E】【Win: Ctrl + shift + E】

  • リピートマーカーのプリセット:標準(そのほかの設定を変えて適用すると自動でカスタムに変わります。)
  • ジャンプ記号:お好みのスタイルを選択
  • リピートセクション:お好みのスタイルを選択
  • リピート回数:今回の楽譜では使用しませんが、お好みのスタイル選択して保存しておくと便利です
  • デザイン:お好みのスタイルを選択、設定
  • 水平位置:お好みの位置を設定
  • 垂直位置:お好みの位置を設定

今回は以下のようにカスタマイズしてみました。

  • ジャンプ記号→To Coda の外観:記号のみ
  • リピート記号→リピートセクション「コーダ」 の外観:記号のみ
  • デザイン*:コーダ記号の倍率:140%、セーニョ記号の倍率:160%(下記記載の”リピート記号のサイズを調整”と併せて設定してください。)
  • 水平位置:組段の開始位置のコーダマーカーの位置:組段の小節に合わせて左揃え
  • 垂直位置:『リピートセンクションとジャンプ記号』譜表からのデフォルトの距離 2スペース

リピート記号のサイズを調整

❶ ジャンプ記号のテキスト(D.C. や D.S. など)のサイズを調整するには、

  • メニューのライブラリ→「パラグラフスタイル」のリピートマーカージャンプで設定します。

(D.C. や D.S. のテキストのサイズ調整が必要ない場合はここはスルーして、次の❷ リピート記号の大きさを調整してください。)

わかりやすく大きめの(20.0pt)にしてみました。

このように、リピートマーカーのジャンプのサイズを変更すると、D.C. や D.S. だけでなく、コーダ(ジャンプ記号)も同様に変更されます。

浄書ではリピートセクションのコーダも同じサイズが綺麗だと思うので、

  • メニューのライブラリ→「パラグラフスタイル」のリピートマーカーセクション

も同じにサイズに設定することをおすすめします。

20.0pt は少し大きいので、今回は試しに 「リピートマーカージャンプ」と「リピートセクション」のサイズを12.0pt に変更してみました。

❷ リピート記号の大きさを変更する

浄書オプションの「リピートマーカー」→デザインで、コーダ記号とセーニョ記号の倍率でサイズを調整します。

今回の設定は、コーダ記号の倍率:140%、セーニョ記号の倍率:160% にしてみました。(お好みで調整してください。)

調整できました!

Coda の組段を左揃えにする

Coda の組段の開始位置を左揃えにしたい場合は、同じく浄書オプションの『リピートマーカー』から

  • 「リピートセクション」→組段の開始位置のコーダセクションの前のデフォルトの間隔:0スペース

とします。

今まで左揃えにしていましたが、スペースがあると見落としにくいかな?と思い、今回はデフォルトの6スペースで楽譜制作は進めています。この辺りもお好みで!

D.C. や D.S. を5線の下に配置

レイアウトオプションの「譜表と組段」→ リピートマーカーから設定できます。

  • レイアウトオプション:ショートカット【Mac: command + shift + L】【Win: Ctrl + shift + L】

D.S. が5線の下に配置されました!

細かい位置の微調整は、浄書モードから行います。(例:セーニョ記号をクリック&ドラッグで位置調整)

まとめ

1. リピート記号の入力は、入力したい位置の音符、休符または小節線を選択して、

  • 記譜記号ツールボックスの『反復記号』から「ジャンプ記号」または「リピートセクション」から入力したい記号を選択します。(またはショートカット【shift + R】でポップオーバーにタイプ入力)

2. リピート記号の外観・デサイン・位置の設定、サイズの設定は、

  • 浄書オプション:ショートカット【Mac: command + shift + E】【Win: Ctrl + shift + E】の『リピートマーカー』

お好みにカスタマイズしてください!

3. リピート記号のテキストのサイズを変更する場合はまず、

  • メニューのライブラリ→「パラグラフスタイル」のリピートマーカージャンプ(とリピートセクションも同サイズにしておくことをおすすめします)

の設定をしておきましょう。(必要なければ、設定不要です。)

セーニョ記号やコーダ記号のサイズ調整は、

  • 浄書オプション:ショートカット【Mac: command + shift + E】【Win: Ctrl + shift + E

『リピートマーカー』→デザインの倍率でサイズを調整します。4. Coda の組段の開始位置を左揃えにしたい場合は、同じく浄書オプションの『リピートマーカー』から

  • 「リピートセクション」→組段の開始位置のコーダセクションの前のデフォルトの間隔:0スペース

5. D.C. や D.S. を5線の下に配置は、

  • レイアウトオプションの「譜表と組段」→ リピートマーカーから設定

以上です。

細かい位置の微調整は浄書モードで、クリック&ドラッグで簡単に行えます!

設定が色々とありました。。。もっと良いやり方があるのかも?と思いつつもですが、次回の『空白の5線を非表示』で楽譜は完成です!

最後まで読んでくださりありがとうございます✨

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