リードシートを作ってみよう! No.3-1 【Dorico:プレイヤー(楽器)を追加】

こんにちは🍀枡田咲子です😃

今回からは『リードシートを作ってみよう』シリーズの第3弾『かえるのうた3』です!

『かえるのうた3』では以下の項目を予定しています。

  1. プレイヤー(楽器)を追加(小節線を譜表を通して引く方法)
  2. 音符の入力2(アーフタクト、付点音符、3連符)
  3. リピートマークの編集
  4. 空白の五線を非表示

今回は、

  • プレイヤー(楽器)を追加して2段譜にする(コード非表示)
  • 小節線を譜表を通して引く
  • 反復記号の羽根について

の設定方法についてです。

前回の『かえるのうた2』の楽譜を使っての作成していきます。

まず、はじめに4小節を挿入して、いらないBとCセクションを削除して、エンディングの4小節を足した以下のような楽譜から編集していきます。

【Before】

【After】今回はここまで作ります

最後の組段の両端揃えについて

最後の組段を端に揃えたい場合は、レイアウトオプション→音符のスペーシングのフ「フローの最後の組段に両端揃えを適用」ボックスのチェックを外すと右端に揃います。音符を入れれば自動で右端に揃うのでお好みで!

Screenshot

前回の『かえるのうた2』リードシート完成までは以下の記事をご覧ください。

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プレイヤー(楽器)を追加

プレイヤーの追加は、設定モードから行います。

左端の下にあるシングルプレイヤーを追加をクリック

楽器を選択します。

今回は、リードシートで下段はヘ音記号を使いたいので、とりあえず4弦ベースを選択しました。

2段にはなりましたが、コードネームが自動表記されるので、コードネームを非表示にしていきます。

非表示にするプレイヤー(Bass)を選択して、左下の「プレイヤー設定」をクリックします。

コード記号から、「パートにのみ表示」(または「すべてのインストゥルメントで非表示」)を選択して、コードネームを非表示にします。

パート譜を作る予定があり、パート譜にはコードネームを表示させたい場合は「パート譜にのみ表示」を、パート譜は作らない(またはパート譜を作るけどコードネームは必要ない)場合は「すべてのインストゥルメントで非表示」を選択しておくとよいです。

小節線の編集

プレイヤーの追加とコードネームを上の段だけに表示することができました。

ここからは、小節線を譜表を通して引く方法と、反復記号の編集についてみていきましょう。

まずは、大括弧で上と下の譜表をまとめておきます。

① 浄書モードの「グラフィックの編集」から、まとめる譜表を選択します。

② 「括弧」から大括弧を挿入を選択します。

小節線を譜表を通して引く

小節線を譜表を通して引くための設定を行います。

レイアウトオプションの「大括弧と中括弧』へ

  • 小節線の結合:第1括弧に従うを選択

浄書オプションの「小節線」→『小節線を結合』へ

  • 譜表間の小節線の結合を許可を選択

譜表を通して小節線を引くことができました!

1段目の最後(4小節)にダブルバー(複縦線)を引くと、2段目の最初の反復記号が消えてしまうので、引き続き浄書オプションで設定していきます。

浄書オプションの「小節線」→『反復』へ

  • 反復開始が次に来る場合の組段の終端の小節線:「複縦線」を選択

これで完成です!

反復記号の羽根の表示について

もし反復記号に羽根を表示したい場合は、

浄書オプションの「小節線」→『反復』から反復記号の羽根:羽根を表示」で設定できます!

まとめ

プレイヤーを追加して2段譜にするには、

  • 設定モード:シングルプレイヤーを追加して楽器を選択し、「プレイヤー設定」からコードネームを非表示の設定を行います。

小節線を譜表を通して引くには、

  • 浄書モードの「グラフィックの編集」から、小節線を通して引きたい譜表を選択し、「括弧」から大括弧を挿入しておきます。
  • レイアウトオプション:「大括弧と中括弧』 → 小節線の結合:第1括弧に従うを選択
  • 浄書オプション:「小節線」→『小節線を結合』→ 譜表間の小節線の結合を許可を選択

お好みで、反復開始が次に来る場合の組段の終端の小節線:「複縦線」にしたい場合は、

  • 浄書オプションの「小節線」→『反復』から「複縦線」を選択

こちらもお好みで、反復記号の羽根を表示させたい場合は、

  • 浄書オプション:「小節線」→『反復』→「羽根を表示」

以上で設定できます!

一から2段のリードシートを作る場合は、ピアノ譜表を使った方が早そうですが、、、😅色々な設定の方法を覚えておくと、違うタイプの楽譜を作りたいときに便利かもしれません!

次回は、midi キーボードを使った「音符の入力2」です。

最後まで読んでくださりありがとうございます✨

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