こんにちは🍁枡田咲子です😃
今回はブルースの最後のメロディック・フォームabc についてみていきましょう。
abc は、スルー・コンポーズド(英:through composed)とも言われ、前回のaaa やaab のようにフレーズを繰り返さず、始めから最後までの1つのメロディーということになります。
ということは自由!?
適当に作ってしまえばよいのでは?
ともとれますが、曲を通した時に一貫性ががある方がよいですねよ。
曲を組み立ててこそ作曲!ということで、フレーズの組み立て方のポイントについてもみていきましょう!
メジャーのジャズ・ブルースの基本(コード進行)、メロディック・フォームの基本についてはこちらの記事をご参考ください。
もくじ
メロディック・フォーム abc の考え方とフレーズの組み立て方
メロディック・フォーム abc の考え方
メロディック・フォーム abc のフレーズの組み立て方
4小節ごとに1フレーズを区切って作る場合は、『異なるフレーズを3つ並べた』みたいにならないことをおすすめします。曲に一貫性をもたせましょう!
メロディーの作り方のポイント
フレーズを作るときのポイント
❶ 同じリズムですが使っている音が違います。→同じリズムというところがポイント
❷ フレーズ終わりが同じリズムで同じ音。→音は同じでも高さが違うところがポイント
❸ 6小節目の G B♭C をモチーフとして、7小節目で発展させたモチーフにして❷のモチーフと一緒にリズムをずらしながら繰り返す。→モチーフを発展させるところがポイント
スルー・コンポーズド・タイプは一言では説明できず、これも一例にしかすぎません。色々な作り方ができるのでいろいろ研究してみてください!
音をつめこみすぎると、1フレーズがどこまでかわからなくなるので気をつけましょう。
よくない例
It's too busy!!!
息をつく暇もないもない💦ただただ音が並んでいるだけ、、、ですね😅
まとめ
今回はスルー・コンポーズド・タイプ abc についてでした。
4小節で1フレーズを考える場合、先行するフレーズや後行するフレーズでは5小節目や9小節目の1拍目から始めなくても問題ありません。
有名な曲では、チャーリー・パーカーの『Blues for Alice』 や『Au Privave』です。
スルー・コンポーズドは奥が深いので、難易度は高いですが、たくさんのブルースを聴いてみてメロディーを分析してみると面白いと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨