![ジャズ・ブルース【No.2 メロディック・フォーム aab】](https://sakikomasuda.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/メロディックフォーム2.jpeg)
こんにちは🎃枡田咲子です😃
前回の続きのブルースのメロディック・フォームaab についてみていきましょう。
今回は、作曲するときに考え方やすいように、 aab と aa’b とわけてみていきましょう!
メジャーのジャズ・ブルースの基本(コード進行)、メロディック・フォームの基本についてはこちらの記事をご参考ください。
メロディック・フォーム:aab
![メロディック・フォーム2資料.001](https://sakikomasuda.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A02%E8%B3%87%E6%96%99.001-e1667452333362.jpeg)
![メロディック・フォーム2資料.002](https://sakikomasuda.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A02%E8%B3%87%E6%96%99.002.jpeg)
![](https://sakikomasuda.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_0066_pmt-1.jpg)
この例では、b のフレーズは Cマイナー・ブルース・スケールで、a の下行系のフレーズと対比させた上行系のフレーズで作ってみました。
メロディック・フォーム:aa'b
![メロディック・フォーム2資料.003](https://sakikomasuda.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A02%E8%B3%87%E6%96%99.003.jpeg)
- a の前方のフレーズ(C7で作ったフレーズ)を完全4度上(F7のフレーズ)に移調し,
- a' の前方のフレーズにしてます。
- a' 後方のフレーズは a と同じにする。
という方法がよく使われます。
![メロディック・フォーム2資料.004](https://sakikomasuda.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A02%E8%B3%87%E6%96%99.004.jpeg)
まとめ
今回は aab と aa'b タイプについてでした。
よくあるメロディック・フォームだと思います。
有名な曲では、チャーリー・パーカーの『Now's the Time』がこのaab といってよいと思います。(少しだけ変化してるので、この辺はどう解釈するかになります。)
ソニー・ロリンズの『Tenor Madness』もaab でよいかなと個人的には思いますが、こちらも解釈がわかれるかもですね😅
ジョン・コルトレーンの『Mr. P.C.』は a' はじめのフレーズが転調するスタイルでaa’b ですね。
私の解釈では、aab と aa’b はまとめて、『aab とと考えて良い』と思うのですが、作曲するときの考え方として aab と aa’b とわけてみました。
さいごに、ペンタトニック・スケールやブルース・スケールのみでフレーズを作ると、コードと合わない音が入っているようでもかっこよくブルース・サウンドになったりします!
音符の長さや配置を考えて、かっこいいブルージーなフレーズを考えてみてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨