こんにちは😃枡田咲子です🍀
今回は、Doricoでビッグ・バンド譜の浄書を行っていきます!
以前 Finale で作ったビッグ・バンド譜を Dorico で開いて浄書してきます。
まずは、Finaleで作成したMusicXMLファイルをDoricoで開き、どのように変換されるかを確認していきます。その前に、インポート設定を確認しておくと、スムーズに進められます。
今回の修正箇所は、
- タイトルなど楽曲情報
- 楽器名と括弧を表示
- トランスポーズド・スコア(移調楽譜)に変更
今回使用する楽譜は古いバージョンのFinale で作成されたもので、修正箇所が多めです。最新のバージョンのFinale で作成された楽譜では、今回解説する修正が不要な場合もあります。
必要な箇所をご参考ください!
MusicXMLファイルを開く
メニューのファイルから、読み込み→ MusicXML でファイルを選択して開きます。
Finaleで作った楽譜と比べてみます。(違いがわかりやすいページを載せてみました。)
【Dorico】
【Finale】
修正
タイトルなど楽曲情報
1. プロジェクト情報を開きます。
【ショートカット:Command + I 】
2. タイトルや作曲者など必要な情報を入力します。
3. フロー名を修正します。(2ページ目以降に表示されているタイトルの修正)
左側の下にある『フロー名を変更』ボタンをクリックするとフロー名を変更できます。
楽器名と括弧を表示
1. レイアウトオプションを開きます。【ショートカット:Command + Shift+ L】2. 括弧を表示:『大括弧と中括弧』→「括弧」からアンサンブルタイプを選択します。3. 楽器名(プレイヤー名)を表示:『譜表と組段』→「譜表ラベル」で、
- 最初の組段の譜表ラベル:完全
- 次以降組段の譜表ラベル:省略
を選択します。Shown player group names は、グループ名を表示するかどうするかです。グループ名を入力していた場合は表示されます。4. 不要な括弧を非表示:浄書モードで不要な括弧を選択してDelete キーで消去します。
トランスポーズド・スコア(移調楽譜)に変更
コンサート・スコアで出力されているので、トランスポーズド・スコアに変更します。(調号を見れば一目でわかります!)
1. レイアウトオプションを開きます。
【ショートカット:Command + Shift+ L】
2. 「プレイヤー」の『移調レイアウト』にチェックを入れます。
まとめ
これで今回の修正は完了です!
【Before】
【After】
その他にもテキストやフォントの調整、小節番号の配置、パート譜の設定についてなど、浄書・修正したい箇所がまだあります。次回以降、順番に解説していきますのでぜひお楽しみに!最後まで読んでいただきありがとうございました✨