ベース譜を書いてみよう【ビッグバンド譜を書くために No.3】

こんにちは🍀枡田咲子です😃

ビッグ・バンド譜を作るための楽譜について、今回はベースについてみていきましょう!

ベースは低音を持つ楽器なので、ト音記号を使った高音部譜表ではなくヘ音記号を使った低音部譜表で楽譜を作ります。

ベース譜を作るにあたっての主なポイントは、

  • 移高楽器について
  • 音域について
  • 音符で記譜するかスラッシュやリズム・スラッシュを使って記譜するか

です。

それでは、ベース譜の作り方をみていきましょう!

譜表についてはこちらをご参考ください。

スラッシュ記号とリズムスラッシュ記号についてはこちらをご覧ください。

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移高楽器と音域について

移高楽器について

移高楽器とは、楽譜に書かれた音より実際になっている音はオクターブ高いまたは低い音がな鳴っている楽器のことです。

ベースはこの移高楽器で、楽譜に書かれた音より実際は1オクターブ低い音が鳴ります。

ベース音から考えた場合、ベース譜を作るときは1オクターブ上げて記譜することになります。

ベース譜として目にするほとんどの楽譜は、実音ではなく1オクターブ上に記譜されたものです。

音域について

ベースには音域があります。

通常は4弦ベースですが、5弦、6弦と弦が増えると音域も広がります。

  • 記譜・・・ベース譜(作るべき楽譜)
  • 実音・・・実際に鳴っている音

5弦ベースになると最低音がB になり(高音は4弦とほぼ同じ)、6弦ベースになると最低音は5弦と同じBで高音域がさらに広がります。

ベースは低い音が特徴の楽器のため、アレンジで高音域を使うことはほぼありません。

5弦は4弦より低い音がでるとことが魅力ですが、アコースティック・ベース(ウッド・ベース)は通常4弦なので、ここではどんなベーシストでも演奏可能な4弦ベースを前提で説明を進めていきます

ベース譜の書き方

ここからのサンプルは全て 実音(Concert)から1オクターブ上げたベース譜です。

基本の書き方

ベース譜は一定のパターンを演奏することが多いため、主にスラッシュやリズム・スラッシュ記号を使います。

ドラム譜同様スラッシュだけの譜面では、何をすれば良いのかはわからないので、、、必ずジャンル、速度とコード・ネームを表記します!

【例1】Mediumu(速度)Swing(ジャンル)

【例2】Bossa Nova(ジャンル)♩=120(速度)

キー(調)によっては調号もお忘れなく。

ジャンルと速さがわかれば、大体どのように演奏すれば良いのベーシストには伝わります!

特定のパターンがあるとき

特定のパターンを演奏してほしい場合は音符で記譜します。

【例1】音符だけで記譜(オススメ度: ★☆☆

音符だけでも演奏可能ですが、コード・ネーム(大体のものでOK)を表記するとイメージしやすくなると思います!でも、、、、少し読みにくいかも?

 

【例2】音符とリピート記号で記譜(オススメ度: ★★☆

リピート記号を使って見た目もスッキリ!同じフレーズを演奏してほしいときには便利です。ただし応用がききにくいかも?という点が懸念されます。

【例3】音符とスラッシュ記号で記譜(オススメ度: ★★★

スラッシュ記号を使い simile(シミレ)と表記します。simile 『同じように』という意味です。

『同じように』なので、基本は同じフレーズですがベーシストによってフレーズをちょこっとアレンジしてくれたり?可能性が広がります。さらにイイ感じにしてくれるかもしれませんよ〜。またフレーズを少し変更したい場合の楽譜の修正も簡単です。

 

また途中でコードが変わる場合、音符で書き直す必要がないので融通もきいて便利です!

ベース譜の例

私が実際に作ったビッグ・バンドのベース譜です。(あくまで私自身の現状の書き方です。実際はアレンジャーによって特有の書き方があったりするので、その辺りご了承くださいね。)

  • 1〜8小節目:絶対にこの音!というところは音符のみ記譜しています。(1〜8小節目)
  • 17〜24小節:ベースはルート音を演奏するので音符だけでもイイんですが、コード・ネームもあった方がみやすいかなぁ〜という感じです。ここはリズム・スラッシュで書くということもできます。
  • 25小節〜:大体こんなパターンを記譜して、あとは適当(Simile)にお願いします。

リズム・スラッシュか音符か!?

上記にも書いたように、ベースでリズム・スラッシュということほぼコードのルートを演奏することになります。

それなら音符でも書いてもリズム・スラッシュにしてもどちらでも良いかな?というところで、とても迷いどころです。

私の場合はなんとなくイメージで、音符の方が絶対的(この音絶対演奏してね)で、リズム・スラッシュの方が融通が効かせられたり(ルートじゃなくてもいいかも?)とか、楽譜上の見た目がスッキリするかな?とかで使い分けてます。

この例はベーシストにとって、どっちもリズム・スラッシュだろうが音符だろうが大きな問題はないと思います。。。

今回のサンプル譜面は私のオリジナル『Miss You』からでした。

まとめ

ベース譜は、スラッシュをメインに、他のパート(楽器)と合わせたいリズムがあればキック(5線の上に音符で記譜)、また特定のパターン(フレーズ)がある場合は音符で記譜します。

16ビート系(ファンクやフュージョン)の場合は様々なパターンが想定できるので、最初の1〜2小節だけパターンを音符で表記するか、スラッシュを書いておいてデモ音源やこんなリズムといったサンプル曲(違う曲でも)を聞いてもらっても良いと思います。

ドラムがリズム・スラッシュ(ストップ・タイム)のアレンジになっているところは、ベースもリズム・スラッシュ(または音符であった場合は同じリズム)であるべきです。

曲のはじめにジャンルと速度を表記すれば、大体のパターンが決まるのでスラッシュだけで大丈夫です。特にジャズ(スウィング)のウォーキング・ベースラインは音符ではなくスラッシュの方がベース・プレイヤーにとっても読みやすい楽譜になります。

初心者用のスコアを作る場合は音符で書くこともありますが、その場合はできるだけわかりやすいラインを書いてあげましょう。(つまり難易度が上がります。)

もしベースにちょっとしたフレーズをフィル・インやアドリブしてほしいところはドラム同様、その箇所に(Fill)や(solo)を記載すればOKです。

さいごに、音符を書くときは移高楽器であることを忘れずに!

最後まで読んでくださいありがとうございました✨

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