こんにちは🍀枡田咲子です😃
ビッグ・バンドにアレンジしたい!続編です!
そういえば、ビッグ・バンドではどのような楽譜を作ればよいのか?
ビッグ・バンドでまず作る楽譜はスコア(総譜)です。
そして演奏するためにパート譜を作る必要があります。
スコアには、
- コンサート・スコア
- トランスポーズド・スコア
と2通りの作り方があります。
今回はそれぞれのスコアについてみていきましょう!
コンサート・スコアとは
実際に鳴っている音がそのままで書かれたスコアのことを、コンサート・スコアといいます。
楽譜の特徴としては、どの楽器も調号が同じで書かれています。
デモを作りたい場合は、コンサート・スコアの場合は楽譜に書かれた音を入れていけばOKです!
トランスポーズド・スコアとは
各楽器が演奏する音で書かれたスコアのことを、トランスポーズド・スコアといいます。
楽譜の特徴としては、楽器の調号が違うように書かれているところです。
これで大丈夫?と思うかもしれませんが、このトランスポーズド・スコアは上記のコンサート・スコアと同じ曲です。トランスポーズド・スコアからデモを作りたい場合は、移調楽器について知る必要があります。移調楽器についてはこちら↓をご覧ください。
まとめ
ビッグ・バンドのスアコには、コンサート・スコアとトンラスポーズド・スコアの2通りの作り方があります。
しかし演奏を前提とされている市販のスコアは、ほとんどの場合がトランスポーズド・スコアです。
なぜかというと、コンダクター(指揮者)と演奏者が同じ楽譜を見ていることがリハーサルでは重要だからです。例えばトランペット1の奏者から『●●小節目の音はドで合ってますか?』と質問が来た場合、指揮者がコンサート・スコアを見ていると、演奏者と違う楽譜を見ていることになりますが、トランポーズド・スコアを見ていると返答がしやすくなります。
もし実際に演奏をしたい、もしくは市販も目指したいという方はトランスポーズド・スコアを作ることをおすすめします。
でも早速トランスポーズド・スコアを作ることはハードルが高いので、
『まずはコンサート・スコアを作ってからトランスポーズド・スコアを作る』
というのが一般的な流れです。
私にとってもコンサート・スコアは圧倒的に見やすいので、この方法でスコアは作っています。
学生の頃は手書きで必死に作っていたスコアも今や、楽譜制作ソフトでボタン1つでトランスポーズド・スコアにしてくれるので便利な世の中になったもんです😅
ちなみに初心者向けの場合や、スコアを見て勉強するための場合にはコンサート・スコアで市販されていたりします。
最後まで読んでくださりありがとうございました✨