リハーモナイズ(リハモ)とは?

リハーモナイズ(リハモ)とは?

こんにちは。枡田咲子です。

『リハーモナイズ』=作編曲をしていると、なんとなく耳にする言葉ではありませんか?略してリハモ。

リハーモナイズとは、既存のメロディに新しいコード(和音)をつけ直す方法のことです。

ほんの少しコードを変えるだけで、同じメロディなのに「なんだか雰囲気が全然違う」という効果を与えることができます。

曲の表情がガラッと変わるのが、リハーモナイズの魅力です。

今回は、そんなリハーモナイズの基本的な考え方と、どんなシーンで使うかを、できるだけシンプルに紹介していきます。

リハーモナイズの基本

リハーモナイズの基本は、元あるメロディに新しいコードをつけることです。

つまりメロディは変えず、コードを置き換えることで、曲の印象を変えるテクニックです。

  • 元の進行:Dm → Am → Dm → → Gm7 → Am7 → Dm7

このメロディを変えずにコードを置き換えた例が、

リハモ例:Dm → C → B♭maj7 → → Am7 → B♭maj7 → C

このように、コードを変えるだけで、曲の響きが変わります。

参考曲

今回の参考例として使用した曲は、私のオリジナル曲「Remember」です。

コード進行の工夫やリハーモナイズの発想が詰まっているので、ぜひ音源も聴いてみてください。

リハモはどこで使う?

どういうシーンでリハモが使えるのか?というと、

  1. カバー曲にオリジナリティを加えたいとき

    既存の曲をそのまま演奏するのではなく、少しコードを変化させることで独自のアレンジにできます。

    「ポップにしたい」「ジャジーにしたい」など、ジャンルや雰囲気を変える際にもリハモは効果的です。

    ※注意:既存曲を商用利用する際は、著作権があるかどうかを必ず確認し、該当する場合は著作権者の許諾を得る必要があります。

  2. 自作曲のアレンジに

    自作曲に彩りを加えてたいときや、いつもと違うコード進行や響きを試したいときにリハモが活躍します。

    ほんの少しのコード変更でも、メロディの印象が大きく変わることがあります。

まとめ

リハーモナイズ(リハモ)とは、英語で Reharmonization (リハーモナイゼーション)のことです。

Re には「再び」などの意味があり、

harmonizationには「調和」= 音楽ではハーモニー(和音/コード)という意味があります。

つまりリハーモナイズとは、メロディを変えずにコードを置き換えるということです。

ほんの少しのコード変更でも、雰囲気がガラッと変わるのがリハモの面白いところです。

自作曲のアレンジやカバー曲の表現に取り入れることで、より豊かなハーモニーを生み出し印象を変えることができます。

次回は、実際に使える具体的なリハーモナイゼーション・テクニックについて紹介していきます!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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