
こんにちは!枡田咲子です。
Finale で作ったビッグ・バンド楽譜を Doricoで浄書(修正)していきます。
今回はパート譜の、小節番号の表示・非表示について解説します。
- 小節番号の表示・非表示と位置
- 小節番号のフォントとサイズ
MusicXMLファイルを開いた際に、小節番号が意図しない位置に表示されたり、非表示になっていることがあります。その場合の修正方法です。(*使用楽譜はリハーサルマークに小節番号を使用)
【Before】小節番号:非表示
【After】小節番号:組段ごと、長休符の下に表示
ビッグ・バンドのスコアを作る方はもちろん、新規作成した楽譜やリードシートなどパート譜以外の楽譜でも役立つ内容になっていますので、ぜひご参考ください!
小節番号の表示・非表示と位置
よく使われている小節番号を表示方法と位置についての設定方法です。
1. レイアウトオプションを開く。【ショートカット:Ctrl/Command + Shift+ L】
2. 右のレイアウトで「パート全て(スコア以外)」を選択します。
3. 小節番号 →「頻度」から表示方法を選択(例:組段ごと)
- 組段ごと:組段ごとに表示
- なし:非表示
4. 水平位置:小節線に左揃え
5. 位置:組段の一番上の譜表に表示
6. 表示/非表示:→ 長休符および統合された... のチェックを入れます。
もしリハーサルマークの下に小節番号を表示する場合は、
→ リハーサルマークがある... にチェックを入れます。
2025年3月現在、Doricoには1小節目に小節番号を表示する機能がありません。(解決策として、テキストを使って手動で追加することは可能です。)
一般的に、1小節目は見ればすぐにわかるため、小節番号を表示する必要はないと考えられます。楽譜は何よりも「読みやすさ」が重要なので、不要な記号やテキストはなるべく省く方がよいでしょう。
リードシートのような短い楽曲の場合、リハーサルマークを表示していれば、小節番号を省略しても問題ないケースが多いです。
小節番号を表示する目的を考えることで、その楽譜にとって最適な設定が見えてくるはずです!
小節番号のフォントとサイズ
小節番号のフォントとサイズは、
1. メニューの「ライブラリー」からパラグラフスタイルを開きます。
2. 「小節番号(パート)」を選択し、フォントやサイズを変更します。(例:スタイルを ”Italic” にしました。)
まとめ
今回はパート譜での小節番号に関する解説でした。
- 小節番号の表示・非表示と位置について:レイアウトオプションで変更【ショートカット:Ctrl/Command + Shift+ L】
- 小節番号のフォント・スタイル・サイズの変更について:パラグラフスタイルで変更(メニュー→ライブラリー)
ビッグバンドのように、リハーサルで「○○小節目の音について…」と質問や指示を出すことが多い場合は、小節番号があると便利です。一方で、リードシートのようなシンプルな楽譜では、小節番号を非表示にしても問題ないケースもあります。私は組段ごとに表示させることが多いですが、この辺りはお好みで!最後まで読んでくださりありがとうございました!