こんにちは🍀枡田咲子です😃
ようやく音楽理論やアレンジのブログがたまってきたので、
ビッグ・バンド編成に曲をアレンジしたい方へ、その作り方を書いていきたいと思います!!
私が作りたいアレンジや曲は『実際に演奏ができる曲(楽譜)』なので、その説明に音楽用語はもちろん、ある程度の理論の知識が必要になってきます。
まずは、ビッグ・バンドの編成ついてをあげてみたいと思います。
それではみていきましょう!
スタンダードな編成
ビッグ・バンド編成は大きく3つのセクションで編成されています。
- 木管:サックス・セクション
- 金管:ブラス・セクション(トランペット、トロンボーン)
- リズム・セクション
スタンダードの編成は、
- アルト・サックス(×2)、テナー・サックス(×2)、バリトン・サックス
- トランペット(×4)、トロンボーン(×4)
- ギター、ピアノ、ベース、ドラム
以上、17名編成です。
トロンボーンはテナートロンボーン(×3)にバストロンボーンが安定した編成にはなりますが、テナートロンボーン(×4)でも問題ありません。
リズム・セクションはギターなしや、場合によってはピアノなし、ギターとピアノなしでビブラフォンが入る編成などもあります。
ラテンなどパーカッションが入る場合や、歌が入ることもあります。
そのほかの楽器が加わることもあり、『ビッグ・バンドはこの編成です』と決まっているわけではありません。
ただ特定のバンド(歌がいるなど)のためということでなければ、上記の17名編成の楽曲(楽譜)を作ることがおすすめです。
各楽器の役割
- サックス・セクションでは、
リード(高い音)やソロ(アドリブ)は主にアルト・サックス1が担当します。アルト・サックス2は、アルト・サックス1のサポートという位置付けと考えます。テナー・サックスも同様です。
バリトン・サックスは低音を担当する楽器なので、サックス・セクションの低音担当またはベースとユニゾンなどのベース担当の役割も担っています。
- トランペット・セクションでは、
リード担当はトランペット1でリード・トランペッターとも言われるパートです。トランペットの高音域は演奏が大変なので、トランペット1は高音域の演奏に専念してもうらうため、アドリブを演奏することはほぼありません。トランペット1のサポートはトランペット3ということが多いです。
メロディーやソロ(アドリブ)はトランペット2か4が担います。
→つまり、高い音を得意なプレイヤーが1、読譜やアドリブが得意なプレイヤーが2か4の楽譜を手にすることが多いということです。
- トロンボーン・セクションでは、
リード(高い音)やソロ(アドリブ)は主にトロンボーン1が担当します。トロンボーン2、3はそのサポートです。トロンボーン3は、ベースの補強としてトロンボーン4のサポートをすることもあります。
トロンボーン4は低音を担当することが多く、ベースまたはバリトン・サックスとユニゾンなどを演奏することも多いです。
以上が主な役割ですが、これもガイドラインのようなもので特に決まっているわけではありません。
ソリストについてですが、ビッグ・バンド編成だとテナー・サックスが担当することが多いです。
どうしてか!?というと、、、
音が大きくて太く、ビッグ・バンドの全体が鳴っていてもよく聞こえるというところがその理由の1つです。
トランペットは音が高いと目立ってかっこいいですが、高音域を吹き続けつことはかなりハードな楽器なんです。そして低音域のソロだと
管楽器がたくさん鳴っていると目立ちにくかったりします。
あとは管楽器がずっと鳴っていると聴衆も疲れてしまうこともあるので、雰囲気を変えるためにギターやピアノ・ソロを入れることもおすすめです。
以上はスタンダードの考え方で、実際はアレンジャーがその楽曲に合ったソリストを選べば良いので、実際は誰でも問題はありません!
まとめ
今回はビッグ・バンドについての基本的な内容でした。
編成は、もっともバランスが取れた17名編成がスタンダードです。
各楽器の役割は基本は1番パートがリードやアドリブといったメインパートを担当することが多いです。トランペットだけは、1番がリード担当で3番がそのサポート、2番と4番がメロディーやアドリブを担当ということが多いです。
もしトランペットにメロディーを書こうかかな?と思ったら1番ではなく2番に書くといった感じしょうか。
しかしこれにもとくに決まりがあるわけではないので、その辺がアレンジのポイントになってくると思います。
次回は、ビッグ・バンドにアレンジしたい!【No.2】続編をアップできればと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました✨